1 日時

令和6年6月6日木曜日 午後5時55分から午後6時40分

2 場所

狛江市役所 防災センター402・403会議室

3 出席者

委員   小刀稱進、田揚江里、小林年春、ガリドディアス智恵子、池上久美子

     中川信子、佐藤江美、川口るり子、佐藤幸代、辻勘助

事務局  細川館長、刈田副主幹、葛西主任、平澤主事

4 欠席

なし

5 議題

(1) 令和6年4月1日付人事異動について

(2)委員長・副委員長の選任について

(3)諮問について

(4)令和6年度予算概要について

(5)その他

6 提出資料

(1)令和6年4月1日付人事異動(図書館)【資料1】

(2)図書館協議会委員名簿(令和5年4月1日~令和7年3月31日)【資料2】

(3)こまえ電子図書館の利用促進について(諮問)【資料3】

(4)令和6年度図書館予算概要(当初予算・歳出)【資料4】

(5)令和6年度図書館協議会日程【資料5】

(6)令和6年度図書館・図書室事業報告書(案)【資料6】

 とうきょうの社会教育 №151

7 会議内容

(事務局)

 定刻前であるが、全員揃ったので、令和6年度第1回狛江市立図書館協議会を開始する。まず初めに、事前に郵送した資料と併せ、本日机上に置かせていただいた資料の確認を行う。

○ 本日の次第

1 図書館職員人事異動一覧(係長級以上)(資料1)

2 図書館協議会委員名簿(資料2)  

3 こまえ電子図書館の利用促進について(諮問)(資料3)

4 令和6年度図書館予算概要(当初予算・歳出)(資料4)

5 令和6年度図書館協議会日程(資料5)4日

6 令和5年度図書館・図書室事業報告書(案)(資料6)

とうきょうの地域教育 №151

 このうち、資料1から5までは事前に送付済み、資料6と、とうきょうの地域教育は本日机上に配布している。以上、過不足は無いか。では、資料に過にお配りした次第に沿って進行していく。

(事務局)

 まず議題の1。本日は令和6年度第一回の協議会となるので、図書館長からの挨拶及び今年度の図書館協議会担当職員を紹介を行う。

(事務局)

 4月1日付け人事異動により、退職した山村に代わり、市民生活部市民課から教育部図書館副主幹兼図書サービス係長の刈田が着任している。

<図書館長、及び担当職員の紹介及び挨拶>

(事務局)

 人事異動に伴い、資料2のとおり図書館協議会委員名簿を更新した、下段の職員担当者が変更となっている。ご確認願いたい。続いて、議題の2委員長・副委員長の選任について。狛江市立図書館協議規則第4条により、委員長、副委員長を置くこととなっている。その任期は1年、再任を妨げないとしており、選出方法については互選によることと規定されている。委員の中で立候補する方または推薦される方はいるか。

(委員)

 委員長は小刀稱委員、副委員長は田揚委員がよろしいと思う。

(事務局)

 ただいま、佐藤江美委員より、委員長を小刀稱委員、副委員長を田揚委員とご推薦をいただいたが、同意いただける方は拍手をお願いしたい。

<一堂拍手>

(事務局)

 承認をいただいたので、令和6年度の委員長を小刀稱委員、副委員長を田揚委員にお願いする。では、委員長、副委員長から挨拶をいただく。

<小刀稱委員長、田揚副委員長挨拶>

(事務局)

 ここから、狛江市図書館協議会規則第4条第4項の規定に基づき、議事進行を小刀稱委員長にお願いしたい。

(委員長)

 では議題の3の諮問について、事務局より説明をお願いしたい。

(事務局)

 議題の3、諮問について説明する。資料3をご覧いただきたい。今年度は「こまえの電子図書館の利用促進について」、図書館長から本協議会に諮問をさせていただく。狛江市では電子図書館が令和2年6月からコロナ禍を期に開始をし、また新図書館整備基本構想においても拡充すると謳っている。中央図書館はこれから新館移設のため、休館を迎え臨時窓口において3万5千冊程度の本で開館をする予定。蔵書数が減少することもあり、電子図書館でどのくらいそのフォローをしていけるか、という点も課題であると考えている。今後の流れについて説明をする。次回の協議会においてこまえ電子図書館について、プロジェクターに投影しながら説明を行い、基本情報を事務局でまとめてお伝えする。その後、利用促進に繋がるアイデアや今後の取組案について協議を進め、最終第5回で答申をいただきたいと考えている。説明は以上である。

(委員長)

 事務局より説明が終わったが何か質問等はあるか。

(副委員長)

 狛江市の電子書籍の冊数、ジャンル等、児童書を含めてのデータや、どのくらい市民・子どもたちが利用しているか、が数字で見えてくると議論がしやすい。次回の協議会までにそういった資料を事前送付してもらうことは可能か。また、幼児や小学生の子どもたちにとって電子図書館のもたらす影響はどうなのかという点。電子書籍の利用は大人だけに限られるものではないので、そのあたりについても特段の配慮をしながら、現在問題視や危惧されていることを考えていきたいと思う。

(事務局)

 統計データについては次回用意させてもらいたい。お配りした事業報告書の6頁にタイトル数が14,295冊、貸出回数が5,391冊、また貸出とは別に実際に閲覧回数15,239冊がカウントされている。副委員長よりお話のあった乳幼児や子どもたちへの影響については、改めて調べさせてもらった上で資料を用意したいと考える。

(委員)

 基本的に、図書館では電子書籍として利用できるものは、必ず紙媒体での所蔵もあるものなのか、それとも電子書籍のみとなる資料もあるのか。

(事務局)

 現在選書しているのものについては、紙媒体で蔵書していないものも導入している。電子書籍になるものは限られており、紙媒体に無いものを入れていることが多いと思われる。今まで導入していなかったジャンルとして、例えばライトに読めるものとしてコミックエッセイや漫画的なものを電子書籍では導入している。紙書籍と電子書籍では違った方針での選書を行っているため、そういった意味では電子のみとなるものの方が多くなるかもしれない。コンセプトとしては、隙間時間に読める本、なかなか図書館に来館出来ない方に読んでいただくことを心掛けている。

(委員)

 図書館への来館が難しい人というのは具体的にどのような方々を指しているのか。

(事務局)

 ビジネスパーソン等を想定している。また、この他に対面では借りにくい本、例えば離婚の本などを盛り込んだり、独自資料として狛江の資料を取り入れている。

(委員)

 狛江独自の資料とは具体的に何か。

(事務局)

 狛江市史や狛江で刊行されている歴史の資料などである。この辺りは他市からも狛江市は充実しているとの声を寄せられているところである。こちらに関しては、ログイン無しでも閲覧可能な資料となっている。

(委員長)

 他に何か質問や意見はあるか。特になければ続いて議題の4について事務局より説明をお願いしたい。

(事務局)

 議題の4、令和6年度予算概要について説明する。資料4令和6年度 図書館予算概要(当初予算・歳出)をご覧いただきたい。こちらは令和6年度における図書館の当初予算額と対前年度比を一覧にした資料である。今年度の図書館の歳出予算総額は、72,599,000円、前年度から1,943,000円の減となっている。主な減額の要因は、9月から臨時窓口に移転することによる1頁の時間額の図書館事務補助報酬の減、2頁の図書購入費の減となっている。新設図書館に係る予算については、3頁のとおり「新図書館整備関係費」を新設、臨時窓口への移転に伴うネットワーク、システムの移設や書籍等の移動や配架などの経費として48,244,000円を計上している。説明は以上である。

(委員長)

 事務局より説明が終わったが何か質問等はあるか。

(副委員長)

 新図書館の整備に入るため、図書購入費の減との説明であったが、この年度に出版される新刊書は購入しておかなくて良いものなのか。

(事務局)

 前年度予算19,000,000円だったものが、今年度予算17,874,000円へ減額となっているが、地域センター個々の図書購入費については減額はされていない。また西河原公民館図書室については別会計となっておりこちらも減額はされていない。中央図書館費ではあくまでもリクエストベースにはなるものの、例年よりも冊数を減らしながら基本書を中心に毎月新刊書を購入していくということで予算の積み上げをしている。

(副委員長)

 しかし、全体としての図書購入費は減っているのではないのか。

(事務局)

 全体としては3,278,000円の減額となっている。

(副委員長)

 新刊書を購入しておいてもそれを保管しておく場所の確保が難しいのは理解できる。新図書館が開館した段階で、今年度減額された約320万円分を加算計上して、6年度に購入を断念した図書について購入を再度検討してもらうようなことは可能であるのか。

(事務局)

 新図書館になり蔵書数は17万冊から23万冊に増加する予定である。ある程度の加算分の購入は可能となるかもしれないが、あくまでも予算折衝の段階でどのくらいの枠での購入が認められるかということについては現段階で明言するのは難しい。

(事務局)

 年度版等についてはできる限り購入する方向で検討している。

(委員長)

 新図書館に関する予算についてはどのような考え方で積上げをされたのか。

(事務局)

 建築費については別途施設課で計上をしている。図書館では基本的には、臨時窓口の費用を計上させてもらっている。例を挙げると、図書館事務報酬で、会計年度任用職員の配置を現状では平日は2名体制、土日祝は3名体制に常勤職員が1名入る態勢で運用していたところを、臨時窓口においては平日1名、土日祝は2名へ、減員を行っている。

(委員)

 地域センター等の図書室分についても、この予算の中で貼付処理を行ってもらえるという理解でよろしいか。

(事務局)

 こちらの予算と併せ、常勤職員等が加わり貼付作業を行う予定である。

(委員)

 新図書館整備関係費の廃棄処分手数料は書籍を指すのか、それとも廃材を指しているのか。

(事務局)

 ゴミ、不要となった書架等の什器を指している。

(委員)

 市民センターで入口の所に「ご自由にお持ち帰りください」、と棚に置いてある不要書籍については、残ってしまった分についてはどのように対応しているのか。

(事務局)

 殆どは市民の方にお持ち帰りいただいているが、行政資料の一部などは残ってしまうこともあるため廃棄処分に回している場合もある。

(委員長)

 他に何か質問や意見はあるか。特になければ続いて議題の5について事務局より説明をお願いしたい。

(事務局)

 議題の5、その他の事項について説明する。まず、資料5をご覧いただきたい。すでに昨年度の委員会でお知らせ済みではあるが、今年度の図書館協議会の日程案は資料5のとおりとなっている。ご出席をお願いいたしたい。続いて、資料6の「令和5年度図書館・図書室事業報告書」(案)である。こちらについては、現在決裁中であるが令和5年度の各種統計データ、実施事業等についてもまとめたものとなっているので、ご確認をお願いしたい。なお、次回協議会において正式に完成したものを配布する予定である。

 最後に新設図書館に関して、先ほどお配りした広報こまえ5月15日号をご覧いただきたい。「市民センターの改修、新図書館整備がいよいよ始まります」ということで、市民の皆様に周知させて貰っている。現在の図書館は8月1日から休館し、8月1日から旧市民食堂に臨時窓口を開設し、約3万5千冊の貸出用図書を用意し、お話会などの事業についても継続していく。市民センターの改修工事は9月から始まり、児童書中心の図書コーナー、公民館、市民活動支援センターこまえくぼ123の3つの機能を備えた複合施設として令和7年11月にオープンをする予定となっている。なお、新図書館については、令和8年10月にオープン予定となっている。議題5の説明は以上である。

(委員長)

 事務局より説明が終わったが何か質問等はあるか。

(委員)

 学校配送便については、現状通り機能し継続してもらえるものであるのか。

(事務局)

 臨時窓口においてもFAXを設置し従来通りのサービスを継続することとしている。

(副委員長)

 この場で即答でなくても構わないが、事業報告書の7頁、図書館・図書室サービス実績の推移について。狛江市の実績は、他の多摩地域の市町村図書館のサービスと比較してどのような位置づけとなっているのか。市の人口の3~4倍の蔵書数が標準となっているようなので、狛江市も同水準になっていると思われる。市民一人当たりの図書受入や図書購入費等などについて、他の自治体と比べたときの状況を教えていただきたい。

(事務局)

 蔵書については、今回新図書館の拡張を行うことで同規模市の平均には達する予定である。

(副委員長)

 蔵書が少なければ、貸出数も少ないということなのか、若しくはそれとは連動することなく貸出数は多いのか、その傾向が判ればと考える。近隣の多摩地区の同規模自治体で比較してもらえると解りやすくて良いのではないか。

(事務局)

 そのあたりはお調べして次回までに回答をさせていただきたい。

(委員長)

 他に報告書関係、全体を通して何かあるか。

(委員)

 先日、多摩市立中央図書館の見学に行ってきた。令和5年57月に移転開館している。とにかく建物は素晴らしい。広いスペースの中で学生やシニアの方が読書をしたり食事をして過ごすことができ、いわゆる居場所としての役割が大きいように感じた。一方、駐輪場は置ける台数が少なく駐車場もないため近隣の商業施設の駐車スペースの利用を促すような一面もあり、誰のための図書館なのかという疑問もあった。多摩市では中央図書館に限ったとこではないが、作成している小学生向けの学年別のリストの中に、大人の方向けへのメッセージが添えられている等、こういう箇所は狛江でも取り入れていけたら良いと感じた。狛江からも遠くないので、ぜひ一度見学に行かれてはどうか、と思っている。

(委員長)

他に質問等がなければ、以上をもって令和6年度第2回狛江市立図書館協議会を閉会する。次回の第2回図書館協議会については、8月1日(木)に開催する予定、開催通知は後日事務局より各委員へ通知する。