2024年12月
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令和2年度 第6回狛江市立公民館運営審議会会議録
1 日 時 令和2年12月14日(月)午後7時20分~8時40分
2 場 所 中央公民館 第4会議室
3 出席者 斎藤謙一委員長、馬場信義副委員長、土屋陽子委員、長谷川まゆみ委員、深井秀造委員、細谷明美委員
事務局(浅井信治公民館長、刈田美江子副主幹(兼)事業係長、髙橋公平主事)
4 欠席者 伊地知俊二委員、髙尾戸美委員、日向正文委員、宗像政子委員
5 傍聴者 0名
6 配布資料 資料1 公民館事業評価シート(案)
資料2 統一的な評価基準
資料3 例規における公民館運営審議会
資料4 狛江市民センター改修等基本方針についての意見書(案)
7 会議の結果
○審議事項
(1)諮問事項に関する意見交換
委員長: 12月1日(火)に、委員長、副委員長、事務局で公民館運営審議会(以下「審議会」)の事前打ち合わせを実施した。その際に、前回審議会の検討内容を踏まえ、事業評価シート(案)について若干の変更点があったので、事務局より報告をお願いする。
事務局より、事業評価シート(案)の変更点について以下のとおり説明
・事業内容に「開催頻度」の項目を追加
・資料2「統一的な評価基準」に基づき、事業評価<評価視点>の文言を、「A:進捗している・期待どおりの成果が出ている」、「B:現状維持・ある程度の成果が出ている」、「C:あまり進捗していない・あまり成果が出ていない」、「D:まったく進捗していない・まったく成果がでていない」に変更
・評価欄に「全体」の項目を追加
委員長:次に、前回審議会のプレ評価の続きに入っていきたいと思う。すでに完了している「親子天文教室」については、前回審議会で出された意見を事務局でまとめていただいているので各自確認して欲しい。中断となってしまった「成人学習事業 連続講座 居場所というアポリア」、「第23回西河原クリスマスコンサート」の2つの事業について、今回はプレ評価を実施することとする。それでは今から10分程度時間を確保するので、各委員で評価していただくようお願いする。
委員各自で事業評価を行い、その結果、以下のとおりとなった。
【第23回西河原クリスマスコンサート】
|
周知 |
環境 |
満足度 |
達成度 |
芸術文化の機会 |
委員A |
A |
A |
B |
B |
B |
委員B |
A |
A |
A |
B |
A |
委員C |
A |
A |
C |
B |
B |
委員D |
A |
B |
B |
B |
B |
委員E |
A |
A |
B |
B |
B |
委員F |
A |
A |
B |
B |
B |
公運審(全体) |
A |
A |
B |
B |
B |
公民館(参考) |
A |
A |
B |
B |
B |
○委員意見
・少ない演目でマンネリ化をなくすことは大変だが、次回に期待したいと思う。
・マンネリ化しているとの意見もあるが、毎年楽しみに観に来てくれる参加者もいるのであれば、「達成度」、「芸術文化の機会」ともにA評価で良い思う。
・マンネリ化を指摘されるのは良くない。例えば、参加団体を絞るのではなく、公募で参加を募ることも1つの手段として考えられる。やはり同じ人間が考えると、同じアイデアしか生まれないのではないか。
・マンネリ化の指摘については、1つの事業に対して担当する公民館職員が1人なのか、あるいは複数人(チーム)で行っているのか、そういった組織の運用方法等の根本的な部分にも関わってくる。やはり1人だけだと、通常業務を抱えながら、1から10まですべてのことをやる必要が出てきて、新しいアイデアを生み出すことは難しくなる。この評価シートをきっかけに、そういった働き方改革等の抜本的な見直しに繋がれば理想的である。
【成人学習事業 連続講座「居場所というアポリア」】
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周知 |
環境 |
満足度 |
達成度 |
芸術文化の機会 |
委員A |
B |
B |
A |
A |
A |
委員B |
B |
A |
A |
A |
A |
委員C |
B |
B |
A |
A |
A |
委員D |
B |
B |
A |
A |
A |
委員E |
B |
B |
A |
A |
A |
委員F |
B |
B |
A |
A |
A |
公運審(全体) |
B |
B |
A |
A |
A |
公民館(参考) |
B |
B |
B |
A |
A |
○委員意見
・満足度について、公民館側はBとしているが、毎回約30名の参加者がいる事実は、需要が高いことが分かるので、Aの評価でも構わない。
・講座終了後に、参加者同士の交流が生まれていることは非常に良い。
・「アポリア」という言葉が分かりにくいので、周知する際はもう少し馴染みのある言葉に変えたが方が良い。
・定員50名のところ、約30名の参加があったことは良いことだが、関係者ではなくて、一般の参加者をもう少し呼ぶことが出来ればもっと良くなると思う。
【その他意見・審議】
委員:今回はアンケート結果が資料として添付されていないが、実際に評価するときは、参考資料として配付していただける認識でよろしいか。やはり、この事業評価シートだけですべてを評価することは難しく感じた。また、直接事業を見学に行ければ、一番良いと思う。ただ、この事業評価シート自体は非常に分かりやすくて、評価しやすいと感じた。
事務局:個人情報の関係で、今回は添付していないが、評価を実施する際は、情報提供させていただく。
委員:クリスマスコンサートにおいて、マンネリの脱退を図るため、参加団体を指定するのではなく、公募で参加団体を集めることは出来るか。
事務局:クリスマスコンサートは、歌唱力や演奏技術等について高い質を維持している音楽事業であることから、公募により様々な団体から申込みがあったときに、その中からどのように参加団体を選定するかが難しくなってしまう。ただ、事業評価シートの読み手が分かるように、そういった事業の背景についても、担当職員からの説明や評価理由に記載できるよう注意したい。
委員:クリスマスコンサートの独自評価項目に、「芸術文化の機会」が新たに加わっているが、この評価基準にした理由はあるか。
事務局:前回審議会で、事業を「学び、コミュニティ、余暇(エンターテイメント)」の3つに大きく分けて、それに沿って独自評価項目を設けるという話があったので、余暇に該当するクリスマスコンサートについては、「芸術文化の機会」を1つの案として設けた。ただ、本当にこの独自評価項目がふさわしいか事務局でも決めかねているところではあるので、もし委員から何か良い意見があれば教えてほしい。
委員長:たとえば、コンサートを見た参加者が楽器を始めたいと思って、音楽サークルに加入にしたのであれば、公民館の役割として、それはコミュニティの形成に役立っていると言える。そういう意味では、前回同様に「居場所」の独自評価項目でも構わないと思う。事業のジャンルとしてはエンターテイメントに属するかもしれないが、観るだけが目的ではなくて、演奏者にとっても発表やコミュニティ形成の場でもあるので、もっと幅広く捉えて良いと考える。
委員:内容を見ると、どの事業についても、「発展性」という文言が共通して活用できると思うのだがどうか。
委員:表現の仕方としては「発展性」でも構わないが、その中に次世代に受け継ぐ可能性のある事業かどうかという視点を持たせることが大切である。平日の夜間や、土日だけでも、若い方たちに公民館で活動していただき、仲間作りのきっかけとなるような取組みを提供出来ると良い。
事務局:「発展性」はどの事業でも活用できるが、その内訳については、3つの種別に分けた「学び」、「コミュニティ」、「余暇(エンターテイメント)」の視点に沿って、事業評価する際に改めて決めるということでよろしいか。
委員一同:異議なし
委員:最終評価には、公民館の評価と審議会の評価のどちらが採用されるのか。
事務局:外部評価の機能、審議会の評価を優先すると考えている。
委員:公民館側の評価を見てから判断すると、どうしてもその評価に意識的に引っ張られてしまうと感じた。公民館側の評価を一時的に隠して評価するということはできるか。
委員長:そういった具体的な評価方法のやり方については、来年度やってみて、他にもっとふさわしいやり方があれば、変えていくこととする。
委員長:公民館職員の4月1日異動で、前年度担当していた職員がいなくなってしまった場合、職員による審議会への説明はどうなるかを知りたい。
事務局:異動者が審議会に出席して、説明を行うことは難しいので、引継ぎを受けた新しい職員が、出席して説明することとなる。各事業には、主担当以外にも副担当がいるので、それに関しては円滑に対応できると考えている。
副委員長:答申書(案)を作成する際は、最終評価に至るまでの予算への反映等を見越したスケジュールについても記載をお願いしたい。
委員長:答申書(案)に参考資料として、プレ評価で使用したクリスマスコンサートのアンケートの集計結果も添付してもらいたい。
事務局:答申書(案)のスケジュール及びアンケートの記載について、了解した。
委員:私はこれまで民間企業で働いていたが、会社からは常に「費用対効果」を求められた。これまで長い年月を掛けて実施されてきた事業が公民館にはたくさんあると思うが、経年劣化が進んでしまっている事業もあると思う。経年劣化を抑えるためにも、たとえば5年経過した事業は、事業の良し悪し関係なく、一度すべて白紙に戻し新しい事業を検討するような抜本的な取組みがあっても良い。それぐらいやって初めて、市民が満足できる持続可能な事業が提供できるのではないかと思う。事業の継続・廃止等について、市には実施期間の目安はあるか。
事務局:市の計画等では、5年で見直しを図るというのが1つの目安としてよくある。ただ、これはあくまで事業の見直しであるので、すべてを白紙に戻す(廃止にする)といったことではない。また、教育という分野においては、子どもから大人までの成長過程における長期的な視点で事業が考えられているので、一度5年ですべてをリセットするといった取組みの導入は、性質的に難しいのではないかと考えられる。
委員長:私は20年近く公民館を見てきたが、ここ数年で大きく変わった印象を持っている。それは人事異動を含めた公民館職員の入れ替わりが大きい。15名程度の職員のうち、4年前にいた職員で今も残っているのは2、3名だけである。職員配置の新陳代謝が、事業の変化にもつながっていると考えられる。
副委員長:事業の見直しをより深いものにするために、事業評価シートの「事業目的」について、事業評価の際に改めて検討しても良い。その検討結果を「総合評価」欄に記載したい。
○報告事項
(1)狛江市民センター改修等基本方針についての意見書(案)について
資料3、資料4に基づき、事務局より説明
委員長:事務局より意見書について、文言の修正等の説明があったが、何か意見のある委員はいるか。
副委員長:意見書の日付はどうするか。
事務局:特にご意見がなければ、今週金曜日の12月18日でよろしいか。
委員一同:異議なし
(2)東京都公民館連絡協議会委員部会について
副委員長:2月に開催予定だった研究大会について、新型コロナの影響で中止となったので、その代わりにDVDが配付されることとなった(その他として、町田市・国立市の事例を紹介)
委員長:他に意見がなければ、以上で本日の会議は終了する。次回は令和3年1月18日(月)午後7時20分から第4会議室にて開催する。