2024年12月
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平成31年度 第3回狛江市立公民館運営審議会会議録
1 日 時 令和元年9月9日(月)午後7時20分~9時15分
2 場 所 中央公民館 第一会議室
3 出席者 斎藤謙一委員長、馬場信義副委員長、長谷川まゆみ委員、土屋陽子委員、日向正文委員
深井秀造委員、細谷明美委員、宗像政子委員
事務局(安江真人公民館長、刈田美江子副主幹(兼)事業係長、横山大輔主事)
4 欠席者 髙尾戸美委員、伊地知俊二委員
5 傍聴者 0名
6 議 題
1 開会
(1)前回会議録の確認
2 報告事項
(1)東京都公民館連絡協議会委員部会について
(2)第41回全国公民館研究集会第59回関東甲信越静公民館研究大会栃木大会について
(令和元年8月22日(木)・23日(金)宇都宮市)
(3)夏休み子ども・中高生スペース事業報告について(資料7)
3 審議事項
(1)諮問について
①今後の会議内容について(資料1)
②狛江市公民館の活動の記録について(資料提供)
③他自治体の事業評価について
・千葉県佐倉市(資料2)
・国立市(資料3)
・福生市(資料4)
・小金井市(資料5)
・日野市(資料6)
④視察候補地について
4 その他
(1)東京都公民館研究大会について
7 配布資料
資料1 平成31年度狛江市立公民館運営審議会会議スケジュール
資料2-1 佐倉市公民館運営審議会 平成30年度事業評価
資料2-2 第2次・佐倉市公民館活動計画
資料3 第30期国立市公民館運営審議会答申 国立市公民館の事業評価のあり方について
資料4-1 福生市公民館事業評価用紙
資料4-2 福生市 公民館主催事業の企画スタンス転換の提案
資料5 小金井市 平成30年度公民館の事業評価について
資料6-1 日野市公民館事業評価事業評価作業&スケジュールについて 等
資料6-2 平成30年度日野市中央公民館の運営の状況に関する評価書(平成29年度事業)
資料7 夏休み子ども・中高生スペース報告書
8 会議の結果
1 開会
(1)前回議事録について
― 全員承認 ―
2 報告事項
(1)東京都公民館連絡協議会委員部会について
― 副委員長より報告を行った。 ―
(2)第41回全国公民館研究集会第59回関東甲信越静公民館研究大会栃木大会について
― 委員長より報告を行った。 ―
(3)夏休みこども・中高生スペースについて
― 資料7に基づき、事務局より報告を行った。 ―
委員長)狛江市の小中学校の一斉閉庁期間中での開催であったが、狛江高校も同様に一斉閉庁期間を設けていたのか。事務局)狛江高校は一斉閉庁期間という形ではないと思う。狛江高校の生徒も数名来館していたので、周知をより広く行えばより多くの生徒が来るかもしれない。
委 員)アンケートの学校別の項目の中の「その他」というのは未就学児ということか。
事務局)未就学児や、それに加えて近隣市区の学校等も含まれる。
委 員)チラシはどのように配ったか。
事務局)市内全小中学校、各地域センター、各公民館へのチラシ配布、市内掲示板へのポスター掲示を行った。
委 員)高校生が少ないということが課題であったので、次回は高校にも周知していただきたい。
委 員)この時期は帰省の時期で、東京にいない方が多いのではないか。
事務局)帰省のため参加はあまりないかもしれないと思っていたが、実際には多くの方に参加していただいた。
委 員)子ども・中高生スペースの広報記事に、同時に開催されたにこにこ広場のことが掲載されていなかった。
事務局)別々の事業として行った。にこにこ広場は例年予約制だが、今年度は予約制とはせず、フリーで使えるようにした。保育室で、親子で遊んだり、また、待機している保育士に子育て相談したりできる内容とした。多くの参加者がおり、児童館が休みだったことも影響しているのではないかと考えている。
副委員長)企画はだれが行ったか。
事務局)事務局とごはんと居場所連絡会で行った。
委 員)小中学生に企画させてみてはどうか。
事務局)今回の事業の内容は、子どもを呼び込むための実験的な側面があったが、予想よりも多くの方にご参加いただいたので、次回は小中学生、特に今回参加が少なかった中学生に意見を聞くのもよいと思う。
委 員)子ども・中高生スペースのことを知らなかったにこにこ広場の参加者に子ども食堂をおすすめしたら好評であった。周知方法はもう少し工夫すると参加者がさらに増えると思う。
委 員)中学生や高校生にアンケートを取ってみるのもよい。東京生まれの方で外に行く場所がないという人は多くいる。1、2年目はあまり周知されていないが、継続的に行えば参加者は増えると思う。地元で行けるところがあるというのは大切である。
委 員)子ども食堂と他の事業との連続性があるのはよいと思った。
委 員)学びのためのフリースペースの利用があまりなかったとのことだが、そのスペースには、わからないことがあったら教えてくれる人はいるのか。
事務局)こまえ学習サポートプロジェクトに協力をいただいている。
委 員)その点はもう少し周知されるとよい。
委 員)自習室はロの字型よりは、教室のように横並びのほうが使いやすいと思う。受験生の子どもたちがよく自習スペースが少ないと言っているので、知っていれば来る方は多いのではないか。
事務局)参考にさせていただく。
委 員)和室のスペースではどのような遊びをしていたか。
事務局)ボードゲーム、おはじき、お手玉、ミニ列車などを用意し、いろいろな遊び方をしていた。見守りをお願いしていたシルバー人材センターの職員とも遊んでいた。
委 員)ゲーム機の持ち込みはできなかったのか。
事務局)特にそのような規制はない。
3 審議事項
(1)諮問について
①今後の会議内容について
― 資料1~6に基づき、事務局より説明を行った。 ―
事務局)次回11月11日(月)の第4回公民館運営審議会では、元福生市公民館長の伊東静一氏に講義をしていただく。1月20日(月)の第5回の自治体視察については調整中で、視察先が見つかったら実施する予定である。3月9日(月)の第6回目で事業評価の骨子の作成を行う予定である。
副委員長)資料はいつまでに読む必要があるか。
事務局)可能であれば次回の会議までにお願いしたい。また、伊東氏の論文についても後日、各委員に送付するので、そちらにも目を通していただきたい。
副委員長)資料については、個人で読むよりは、皆で議論しながら読むのがよいのではないか。
委員長)おそらく現段階では斜め読みでもよいと思う。いま資料を読んでも何が書いてあるか理解できないと思うので、伊東氏の講義を聞いてからきちんと読むのでもよいのではないか。
事務局)たしかに、他市もうまくいっているところがないとのことなので、現段階で本格的に読み込もうとしても、うまくいかない恐れがある。伊東先生の話を聴いてから考えていければよい。
委 員)基本となる考え方を伊東氏から話を聞いてからでないと、考えられないと思うので、資料の読み込みは講義の後でよい。
―全員了承―
事務局)自治体視察先がない場合は、資料の読み込みを審議会のなかで行うということも考えられる。
副委員長)市で予算要求する時に統一した書式で各事業の概要や根拠が書かれた資料を作成すると思うが、そういった資料はないか。
事務局)内部で説明資料は作っているが、細かい事業ごとに財政課に提出する資料としてはない。
副委員長)それだと毎年同じ事業内容になってしまう。評価に関して言えば、そういった資料も必要ではないか。
事務局)確かにずっと続いている事業がある。なかなか変えることができていないというのが現状である。評価をするなかで、ここは変えていくべきだという考えがあれば変えていきたい。指標を作っていただいて、現在の事業がそれに合っていない部分があればそれを変えるということも可能である。
委 員)内部で作成しているという資料も公開していただくことは可能か。何のためにその事業を行っているのかを知りたい。
事務局)公民館で作成したものでよければ可能である。
副委員長)事業を計画する過程の評価も考えている。
事務局)評価の範囲については検討の余地がある。範囲が広すぎた場合は、評価が難しくなることも考えられる。
副委員長)すべての事業の評価は難しいが、個々の事業実施の背後にある考え方の評価はできる。
委 員)現在も続いている公民館事業のなかで、一番古い事業は何か。
事務局)学習グループ保育であると思われる。約40年続いている。
委 員)続いているということはよい事業だということはわかるが、事業にも経年劣化はあり得る。どこかで抜本的な見直しをする期間を設定したほうがよい。
事務局)仰るとおりである。続けていくことで良くなる事業もあれば、劣化するものもある。劣化している部分については修正をしていく。場合によっては、時代に合わない事業があれば廃止して新規事業を立ち上げる。公民館の本来の考え方としては、公民館事業から団体への自主化であるが、そこの部分が現状なかなかできていない。
委 員)事業を続けるべきかどうかを検討するのも委員の役割であると思う。委員長)社会教育主事などの専門家が現状狛江市にいない。また、職員の入れ替わりも頻繁にある。新しい公民館になっているとも言える。だが、基本方針は公民館ができた当初のものである。
事務局)公民館基本方針は昭和52年に作っているものなので、内容としては理念的なものだが、恐らく評価の指標となるべきものであるので、これ自体もどこかで変えた方がよいということであれば変えていきたい。
委 員)事務局の言うように公民館の事業から団体が自立していくようになるべきだ。この事業はすばらしいから続けるというのではなく、どこかで切ることも考えるべきである。
事務局)昔からある団体では、公民館講座から派生したという団体も少なくない。公民館には「集い、学び、結ぶ」という機能がある。公民館講座で学び、学びたい人が集まって自主化し、また別の人にも学び返しをして、さらに団体が増えていく。新しく学びたいという人には公民館が団体を紹介するというハブとしての機能もある。
副委員長)都公連の委員部会で、去年と今年に、団体の自主化に成功した公民館事業に関するケーススタディを行った。
委員長)たしかに狛江でもそういう団体はいくつかある。青年教室からはゴスペルや墨絵のグループが、婦人教室からは中国茶を楽しむ会などがあったと思う。
委 員)社会福祉協議会からの依頼で、こまえ苑で将棋の指導をしている。その際に、3年で自立して自主的に活動できるようになることをお願いしている。公民館事業でもどこかで派生して自立する。それが社会教育であると思う。
事務局)我々も課題として認識している。既存の事業を続けていくことは、参加者が受身になってしまう可能性もある。本来であれば、公民館は最新の学びを提供して、もっと学びたいという人が出てきたら、公民館が先生を紹介して参加者が団体を作るということが理想である。だが、現状はそこまでになかなか至っていない。他市の公民館も同様の課題を抱えている。
委員長)公民館に求めるものが変わってきている。一緒に何かやろうというよりは、何かしてもらうという方向に変わってきている。公民館へ求めるものがサービスの提供に変わってきているのではないか。
事務局)そういう点で、公民館の役割を見直すとか、ハブの機能が再度注目され始めているのかもしれない。社会教育施設の公民館が生涯学習センターになるという流れのなかで、社会教育としての本来的な考え方である地域課題解決のための主体的な学びが必要であるという見直しがされてきている。
委員長)個の学びから地域の学びへということは、会議冒頭で報告した関東甲信越静研究大会でも話題となった。
委 員)カルチャーセンターのような感覚が蔓延しているかもしれない。そのような状況にある現代においてどのような考え方をしたらよいかということを我々が議論して一つの答えを出すことが重要になると思う。
副委員長)それによって評価基準も決まるだろう。ある市では評価のために半年以上勉強をするという話も聞いている。委員の負担過多は避けるべきだと思うが、年に1、2回、評価のための会議があってもよい。
事務局)事業評価の方法が固まれば、事業評価の時間は別途設けたい。評価基準については、公運審委員が代替わりしても使えるものが望ましい。
委員長)事業評価ができれば毎年公民館事業の見直しも可能になり公民館の活性化にも繋がる。
委 員)公民館全体の評価があると聞いたが、どのようなものか。
事務局)教育振興計画のなかでは重点項目ごとに評価がなされるが、そのなかからいくつかをピックアップしてヒアリングを受ける。ただ、公民館個別でヒアリング等があったかについては確認する。
委 員)これから検討していくうえで必要かもしれないので、すでになされている評価の仕組みと実際の評価があれば提供いただきたい。
4 その他
事務局)令和2年2月1日(土)に昭島市で東京都公民館研究大会が開催される。今年度は狛江市が課題別集会の一つを担当する。ぜひ皆様にもご参加いただきたい。
委員長)他になければ、以上で本日の会議は終了する。次回は11月11日(月)午後7時20分から中央公民館第一会議室にて開催する。