2024年12月
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令和3年度 第8回狛江市立公民館運営審議会会議録
1 日 時 令和3年12月14日(火)午後6時30分~7時30分
2 場 所 中央公民館 第4会議室
3 出席者 長谷川まゆみ委員、内海貴美委員、都築完委員、深井秀造委員、細谷明美委員
事務局(浅井信治公民館長、刈田美江子副主幹(兼)事業係長、髙橋公平主事)
4 欠席者 斎藤謙一委員長、馬場信義副委員長、小松香織委員、長岡智寿子委員、中野潔委員
5 傍聴者 0名
6 配布資料 資料1 グループワーク意見とりまとめ
資料2 盛り込むべき3つの重点事項
資料3 社会教育法(抜粋)
資料4 狛江市地域センター・地区センターの設置及び管理に関する条例
その他 SⅮGs資料 月刊公民館 2021.12号より
その他 令和3年度第58回東京都公民館研究大会開催要項
その他 令和3年度第58回東京都公民館研究大会第二課題別集会の開催について
その他 第3期狛江市教育振興基本計画
7 会議の結果
(1)報告事項
・令和3年度第58回東京都公民館研究大会及び令和3年度第58回東京都公民館研究大会第二課題別集会について
事務局より、その他資料「第58回東京都公民館研究大会開催要項」及び「令和3年度第58回東京都公民館研究大会第二課題別集会の開催について(通知)」に基づき説明
・東京都公民館連絡協議会委員部会について
委 員:12月11日(土)に、「第58回東京都公民館研究大会第四課題別集会」の収録現場へ参加したので、その報告をいたしたい。内容としては、「コロナ禍を乗り越えた公民館活動~ピンチをチャンスに~」をテーマに、西東京市、国立市、国分寺市の3市が事例報告を行い、東京大学大学院の准教授である新藤浩伸氏が助言者として講評するといったものだった。
まず、西東京市の「ひばりが丘フェスティバル」であるが、これは狛江市でいう「いべんと西河原」や「中央公民館のつどい」といった毎年開催される大きなイベントである。それがコロナの影響で開催できなくなったため、利用団体が自分たちでビデオ撮影をし、それをDⅤⅮに収めて上映会を実施したり、西東京市の公式ユーチューブチャンネルで公開したりした。団体によっては、使用するⅭⅮ等の音源や作品によって高額な著作権料が発生してしまうという理由から、すべての団体が参加できた訳ではなく、その調整が大変であったと報告者が説明していた。その苦労もあってか、視聴者からは大変好評を得たとも話していたので、もし興味がある場合は、インターネットで「ひばりが丘フェスティバル」と検索すれば、動画が視聴できるので、是非確認いただきたい。
つぎに、国立市の「くにたち国際友好会WING」であるが、これは市内に在住・留学している外国人と地域住民との国際交流を目的として設立されたボランティア団体であり、その活動内容に関する事例報告であった。こちらもインターネットで検索できるので、興味がある方は、確認いただきたい。
3つ目に、国分寺市の事例報告であるが、私としてはこれが最も興味深い内容であった。多世代間の地域交流を目的に、公民館、地域センター、東京学芸大学の3つの機関が連携するというものであった。主に東京学芸大学の学生が、授業の一環として事業の企画を考えることから始まり、3つの機関がトライアングルで上手く協力しながら地域を結びつけている印象を受けた。大人が考えるような内容ではなく、「オンライン都道府県すごろく」といったような、若い方々の発想力を活かした新鮮な事業を実施しており、狛江市でも是非こういった仕組みを取り入れられないかと感じた。
最後に助言者である新藤氏が、「コロナ禍というピンチをチャンスに変える」ことが大切であるとまとめていた。オンライン事業を通じて、これまでだったら行けない場所にも、行けるようになったり、すごく遠くに感じていた人が、近い存在に感じられるようになったりすると話していた。この考え方は、非常に印象に残った。
事務局:その他資料にもあるとおり、第一課題別集会「公民館にとってのオンラインとは」や、第四課題別集会「コロナ禍を乗り越えた公民館活動」の内容は、まさしく今回諮問事項として掲げている「新しい生活様式」の内容に関連してくると思うので、各委員におかまれましても、是非オンラインで動画の視聴をいただければ幸いである。
・第3回市民センター改修ワークショップについて
事務局:12月12日(日)に第3回市民センター改修ワークショップを中央公民館ホールにて開催し、審議会からは、斎藤委員長、都築委員、細谷委員の3名に出席いただいた。参加者23名中、17名の参加となった。最初は、「新しい市民センターに求めるもの」をテーマに、各参加者から一人ずつ思いを語っていただき、それらを全体で共有した後、3つのグループに分かれて、改修後の市民センターに必要な設備・機能をテーマに、意見やアイデアを発表した。参加者の協力もあり、前回はできなかったグループワークを今回は無事に実施することができた。今後の予定としては、第4回目を1月23日(日)、第5回目を2月27日(日)に開催する。なお、第5回は新図書館整備ワークショップと合同で行う予定である。
委 員:参加者同士で、自分が描く理想の市民センターに対する必要な機能・役割等について、意見交換ができたので良かった。
委 員:第3回市民センター改修ワークショップでは、参加者全員が自分の考えを発言する時間が設けてあり、様々な意見、アイデアが聞けて良かった。時間区分について午後1時から5時までの枠を、1枠から2枠に増やし、合計4枠にするという意見が個人的には一番印象に残った。利用団体の中には、午後5時まで使用せず、早めに切り上げるという団体も多く見られる。こうすることで、全体の予約可能な枠が増え、より多くの方に公民館を利用してもらうことが期待できる。また、我々がこれまで審議会で議論してきたソフト面、ハード面に関する意見と重複した意見もいくつかあり、そういった意見はより重要視する必要があると感じた。
(2)諮問事項
事務局より、資料1~4に基づき説明
委 員:資料3、4から、公民館と地域センター・地区センターの設置された目的が異なるという説明があったが、もう少し具体的に説明していただきたい。
事務局:公民館は「社会教育法」第20条(目的)に記載があるとおり、「事業」を行うことで、住民の教養の向上や健康、社会福祉の増進に寄与することを目的としている。これに対して、地域センター・地区センターは「狛江市地域センター・地区センターの設置及び管理に関する条例」第1条(目的)には、「事業」という文言がないため、「事業」を介さずに、市民の自発的なコミュニティー活動を助長し、豊かな市民生活の実現に資すると解釈できる。両施設が主体的に「事業」を実施するか否かが、2つの大きな違いであると考えられる。
委 員:今回の諮問事項は、非常に大きいテーマであるため、残りの時間の猶予も考慮すると、重点事項を絞った上で議論していくべきである。そして、資料2で事務局にまとめていただいたとおり、これら3つの項目こそが重点事項にふさわしいと私は考える。これ沿って検討すれば、答申としてある程度形にできるのではないか。
委 員:資料2の「③未来に向けた取り組み」の意見として、「外国人が主体となり、事業・交流を図る」とあるが、この取り扱いには注意した方が良い。外国人のみで行うのか、日本人と外国人が一緒になって行うのか、あるいは日本人の中に外国人が混ざって行うのか、いろんなパターンが考えられるが、事業を企画する際は、これらの違いを明確にして検討を進める必要がある。
委 員:これまで2回程度、日本人と外国人が参加する弁論大会に参加したことで、外国人が日頃どのようなことを考えているのか非常によく理解できた。外国人が主体となることももちろん大事であるが、そこに日本人が加わって、一緒に協力しながら事業を運営することが大切であると感じた。
委 員:住民登録をしている外国人は、市内にどの程度いるのか。
事務局:市ホームページによると、2021年12月1日現在で、男性664人、女性637人となっており、合わせて約1,300人である。
委 員:私は狛江市にかれこれ約50年近く住んでいる。小さな市ではあるが、滞在が僅かな期間であったとしても、外国人には「住んで良かったな」と思ってもらいたい。また、そういう思いを抱いてもらうために、公民館が何か役立つのであれば、それは素晴らしいことである。
委 員:前回、前々回の審議会で委員から様々な意見が出されたと思うが、資料2を見ても分かるとおり、重点事項として事務局によくまとめていただいたと思う。委員から出されたほとんどの意見を、これら重点事項のいずれかに当てはめることができる。今後は、重点事項を軸にさらに一歩進めて、どのようにまとめていくかについて議論した方が効果的である。テーマを広げ過ぎると結局まとまらないで終わってしまう。
委 員:答申を検討するにあたって、市民センター改修ワークショップで出された意見を、資料1のようなソフト面・ハード面・事業面といった形式に落とし込んで、資料としてまとめるのはどうか。
事務局:あくまで、市民センター改修ワークショップについては、市民センター改修に関わる意見のみをいただいているところである。確かに、新しい生活様式という大きな括りであるため重複する部分もあるが、審議会としては資料2の3つの重点項目に絞って、今後検討を進めていただきたいと考えている。よって、市民センター改修とは区別して、審議会としての考えを答申にまとめていただければと思う。ただ、市民センター改修ワークショップには審議会からも3名出席しているので、適宜情報共有していただき、参考となる意見は答申に反映していただいて構わない。
委 員:今後検討を進める上で、やはり多様な視点や専門的な知識・見解が必要となってくる。出席があまり見られない委員がいると思うので、事務局からもできるだけ出席を呼びかけるようお願いする。
事務局:了解した。委員の都合が付く範囲とはなってしまうが、できるだけ出席してもらうよう事務局からも呼びかける。それでは、定刻も近付いてきたので、ここで会議を終了とする。第9回審議会は、令和4年2月8日(火)午後6時30分から第4会議室にて開催する。