2024年12月
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令和4年度 第5回狛江市立公民館運営審議会会議録
1 日 時 令和4年9月27日(火)午後6時30分~8時
2 場 所 中央公民館 第4会議室
3 出席者 斎藤謙一委員長、都築完副委員長、長谷川まゆみ委員、内海貴美委員、深井秀造委員、細谷明美委員
事務局(浅井信治公民館長、刈田美江子副主幹(兼)事業係長、髙橋公平主事)
4 欠席者 長岡智寿子委員、小松香織委員、中野潔委員
5 傍聴者 0名
6 配布資料 【資料1】(チャレンジ学級)公民館事業評価シート.pdf [ 142 KB pdfファイル]
【資料2】(いきいき子育てルーム)公民館事業評価シート.pdf [ 132 KB pdfファイル]
【資料3】(子育てについて考える)公民館事業評価シート.pdf [ 5123 KB pdfファイル]
【その他】狛江市民センター改修基本構想(案).pdf [ 6841 KB pdfファイル]
7 会議の結果
(1)審議事項
1)「チャレンジ青年学級」、「女性セミナー いきいき子育てルーム」の事業評価について
事務局より資料1、2に基づき説明
委員長:先ほど「チャレンジ青年学級」及び「女性セミナー いきいき子育てルーム」の事業評価シートの前回からの修正点について、事務局より説明があったが、これについて異議のある委員はいるか。
委員一同:異議なし
委員長:それでは、両事業の事業評価については、資料1、2のとおり確定とする。
2)「女性セミナー 子育てについて考える」の事業評価について
事務局より資料3に基づき説明
委 員:「総合評価」に「参加申込者の低迷」との記載があるが、本当は必要性があるのに、周知不足で参加申込者が少ないという可能性もある。例えば、あいとぴあセンターで実施している乳幼児健康診査の際に、本事業の案内も保護者に対して行うといった周知はどうか。周知の工夫をしてみて、それでも参加申込者数が少なかった場合に、初めて事業内容の見直しに取り組むことができるのではないか。
委 員:「こんにちは赤ちゃん訪問」といった訪問型の検診もあると思うので、その際に保健師と連携して周知ができる仕組みが構築されていると良い。また、元和泉で実施されている「よしこさん家」のチラシを見たことがあるが、そういった参加者への周知もできると良い。コロナ禍により現在定員が10人ということで、周知し過ぎても定員を超過してしまうかもしれないが、本事業の内容自体は魅力的だと感じるので、工夫しながら周知に力を入れるべきである。若い子育て世代にとっては、そもそも新聞をとらない世帯も多く、新聞をとっていたとしても広報こまえを読む時間が確保できないのが実情である。
委 員:なぜ定員を10人に設定しているのか。コロナ禍になる前はどの程度の募集人数だったのか。
委 員:コロナ禍になる前は15名程度であった。本事業に関しては、保育士の人数にも限りがあるため、10~15名の募集人数が適正であると考えている。
副委員長:先ほど「よしこさん家」への周知の話が出たが、もしそのサービスが本事業と同じ内容であり、意見交換や学びができているのであれば、その参加者をこちらに誘導する必要はないと考えられるが、その点についてはどうか。
委 員:「よしこさん家」の場合は、保護者同士が集まって情報交換をする場であり、講師やファシリテーター等はいないため、「学び」ではなく「仲間づくり」の要素が強く、その点が本事業とは異なると考えられる。
副委員長:種類が異なるものであれば、本事業を周知する場として活用するのは良い。すでに乳幼児健康診査や「よしこさん家」といった事例が委員から出されたが、こういった市内の子育てに関わる活動を公民館としては把握していただき、その関係機関と連携した周知方法を検討していただきたい。
事務局:了解した。子ども政策課や健康推進課といった子育てに関わる部署と連携しながら、まずは周知ができないか検討したいと思う。
委 員:本事業は、社会教育法第20条の公民館の目的として記載されている「実際生活に即する教育」の典型的な例だと言える。もちろん、他部署の取り組みとの比較や連携も大切であるが、社会教育法の観点から、公民館事業として自信を持って取り組んで良い事業であると考える。
委員長:確かに本事業は、社会教育法20条の目的に沿っており、まちの課題や困りごとを解決していくのが公民館である。子育てで不安や孤独を抱える若い世代を公民館が支えて仲間づくりに寄与し、そして自主グループへつなげることは大切である。「教えてもらって、さようなら」ではなくて、自分たちで、考えて、学ぶことの大切さを伝えられる本事業は、公民館という教育機関としての役割を全うしていると言える。
副委員長:事業の内容については良いということだが、周知が不足している点は問題であるので、他のアプローチの方法を再検討していただきたい。また、資料として比較一覧表を配付いただいているが、ある程度、他部署との棲み分けはした方が良いと考える。事業の説明ができる独自性も必要である。例えば、内容が重複してしまっているために、参加申込者も半分になってしまっている可能性もある。
委 員:参加者の低迷には、やはりコロナの影響があるのか。
事務局:乳幼児期の体調管理については、デリケートな問題であるので、やはり多少なりともコロナによる影響はあると考えられる。
委員長:今回の事業評価を通じて、他部署事業との比較や実態の把握ができたのは良い機会であったので、今後の事業改善に是非活かしていただきたい。
委 員:比較一覧表を見る限り、開催する曜日も時間も同じなので、これは重ならない方が良い。
副委員長:確かに時間が異なれば、両方の事業に参加することもできる。日程をずらすことは可能か。
事務局:現時点ではっきりと伝えることは難しいが、保育士の勤務体制に関わってくるので、調整が必要である。
委 員:本事業は託児ができることから、保護者が実際に連れてくる乳幼児は、月齢が高い子が多いと予測できるが、実際はどうか。
事務局:そういうわけではない。子ども政策課の事業では、対象者の範囲を「第1子」に条件しているが、本事業では「乳幼児の保護者」と幅を持たせているため、保護者が連れてくる乳幼児の月齢にはばらつきがある。
委員長:それでは、各評価項目については評価していきたい。<周知>についてはB評価で良いと思うがどうか。
委員一同:異議なし
委員長:次に評価項目<環境>についてであるが、しっかり感染対策を行い、感染者を出さなかったということから、「期待どおりの成果が出ている」と考えられるのでA評価で良いと思うがどうか。
委員一同:異議なし
委員長:続いて評価項目<満足度>については、参加者からのアンケートの回答結果で高い評価をいただいていることから、A評価で良いと思うがどうか。
委員一同:異議なし
委員長:評価項目<達成度>についてであるが、実際に本事業から派生して「手芸」といった自主グループができていると聞いている。本来の目的である部分を達成していると考えられるので、A評価で良いと思うがどうか。
委員一同:異議なし
委員長:最後の評価項目<居場所>であるが、保護者同士のつながりが生まれ、居心地の良い居場所となっていると言えるので、A評価で良いと思うがどうか。
委員一同:異議なし
委員長:「今後の課題」であるが、「本事業の需要や必要性について、再度検討する必要がある」と記載があるが、本事業の必要性は十分にあるので、「周知方法や開催時期といったやり方・進め方について、再度検討する」といった内容になるよう文言を修正いただきたい。また、総合評価についても、「参加申込者の低迷が続いている点も踏まえ、事業のあり方について、今後検討する必要がある」の記載があるが、こちらも「今後の課題」と同様に、「あり方」ではなく、「やり方」や「進め方」といった内容に修正していただきたい。
事務局:了解した。
委員長:それでは、本日の審議会をもって、令和4年度の事業評価を完了とさせていただき、本日付けで、諮問「狛江市公民館事業評価の実施について」に対する答申を提出することとする。
(2)報告事項
1)東京都公民館連絡協議会委員部会について
委 員:8月25日(木)に国分寺市の本多公民館で開催された第5回委員部会に出席してきた。主な議題としては、2月4日(土)に開催予定である都公連研究大会のメインテーマ案「2030年をみすえた公民館のすがた~コロナ禍を乗りこえ進化する公民館~」について検討を行った。加えて、10月1日(土)開催予定の委員部会研修会の役割分担やその他確認事項について情報共有した。また、福生市が現在「公民館ハンドブック」の更新を行っており、完成後 は、公文書で申請をいただければ他市公民館へ送付するとのことである。福生市のハンドブックは、すでに他市から非常に好評を得ているところなので、狛江市からも是非申請していただければと思う。
事務局:了解した。
2)狛江市民センター改修基本構想(案)の市民説明会・パブリックコメントについて
事務局より、その他資料に基づき説明
事務局:9月7日(水)、10日(土)に市民説明会を開催した。7日は42名、10日は33名の方にご参加いただいた。予約制の定員50名だったので、両日とも定員内でおさまる形となった。質疑としては、基本方針策定の決定方法に対する意見が最も多かった。市民センター改修に係る部分については、利用区分のことや、中央公民館の閉館中の活動について等のご意見をいただいた。また、パブリックコメントの提出期限について、当初は9月30日(金)であったが、市民より期限を延ばしてほしいとの要望があったので、10月7日(金)までとした。あわせて、市民説明会の回数も2回だけでは少なく、増やしてほしいとの要望があったが、これに関しては、動画を作成して市ホームページに掲載することで対応することとなった。
委員長:中央公民館が閉館中は、利用者の活動の場を確保するにあたって、西河原公民館だけではなく、各地区・地域センター、社会教育施設等との連携が重要となってくる。その点についてはどうか。
事務局:現在、登録要件や施設予約システム等の管理・運用方法の統一化について、検討中であるが、改修の期間中に具体的にどのような取り組みを行うかについては未定である。ただ、西河原公民館の利用率にまだ余裕があることや、利用区分が3区分から4区分に増えることでさらに利用枠に空きが生まれることから、まずは西河原公民館を積極的に利用していただければと考えている。
委員長:公民館は西河原公民館が本館で中央公民館が分館であるという事実を知らない利用者はたくさんいると思う。是非もっと知っていただきたい。
副委員長:市民センター改修に伴う休館をきっかけに、これまで中央公民館のみを利用していた方々に、市内には他にも活動できる場所があることを知ってもらう良い機会となれば良い。
委 員:利用区分について、現在の午後枠は13時から17時までであるが、4区分になると、午後①、午後②といった形で2枠予約しなければならない必要が出てくる。これを問題点として指摘してくる利用者がいることが危惧される。
副委員長:既存の利用者にとっては、利用区分を増やすことに対して反発する方もいるかもしれないが、逆に利用区分が増えることで、予約枠が増え、これまで利用できなかった方々が公民館を利用できるようになるのも事実である。公民館が公共施設である以上、この点については、できるだけ多くの利用者に理解していただき、考えを改めていただく必要がある。
委 員:他市の利用区分の一覧表を見たことがあるが、4区分を採用している市もいくつかある。反対してくる方に、「他市に合わせている」という説明はなかなか通用しないと思うが、市として新しいものを取り入れる姿勢については理解してもらう必要がある。たとえば、仮に16時から19時の午後枠ができれば、小中学生が学校帰りにもっと公民館に立ち寄りやすくなるといったメリットが生まれる。
委員長:公民館運営審議会としても、利用区分の増加については過去に答申を出しており、その際は具体的なアンケートも実施したと記憶している。是非それも参考にしていただきたいと思う。
事務局:事務局としても過去の答申について把握しているところである。平成29年3月31日付けで答申のあった「狛江市立公民館の魅力を高め、すべての世代にわたる市民のための学習の場とするために必要な公民館事業のあり方について」の中で、「若い世代も利用しやすいような公民館の利用時間帯(貸出時間帯)の設定を工夫すること。」と利用区分について指摘をいただいているところである。いただいた本答申を参考に、利用区分の変更については検討を深めていければと考えている。
委員長:それでは本日の審議会はこれをもって終了とする。第6回審議会は、令和4年10月25日(火)午後6時30分から第4会議室にて開催する。