日時

令和8年6月15日月曜日午後6時から7時45分まで

場所

市議会第1委員会室

出席者

会長:谷川章雄

副会長:塩澤寛樹

委員:池上悟、寺田良喜、長沢利明、松井敏也

事務局:宇佐美哲也、松下祐三、清水聡(社会教育課)

欠席者

山崎久登

議題

  1. 会長・副会長の選出について
  2. 令和8年度文化財保護事業計画について
  3. 狛江市文化財の指定について(報告)
  4. 狛江市文化財の登録候補について
  5. 古墳保存整備に関する分科会の設置について

その他

提出資料

  • 令和8年度文化財保護事業計画(案)
  • 令和7年度埋蔵文化財発掘調査一覧
  • 埋蔵文化財年度別発掘調査件数及び事務処理件数
  • 令和7年度市内遺跡発掘調査地点
  • 令和7年度狛江市立古民家園(むいから民家園)入園者数
  • 狛江市指定文化財一覧
  • 登録制度の概要と登録候補について
  • 古墳保存整備に関する分科会の設置について
  • 文化財等保管施設の整備について

会議の結果

  • 会議に先立ち社会教育課長挨拶。
  • 事務局で開会を宣言。
  • 事務局から、令和8年度より池上委員と松井委員を新たに文化財保護審議会の委員として委嘱した旨を報告しました。
  • 議題1の審議に入る。
議題1.会長・副会長の選出について
  • 事務局から、文化財保護審議会の会長・副会長については、狛江市文化財保護条例施行規則第24条の規定により、任期が1年と定められており、委員の互選で選出されることを説明しました。
  • 会長には谷川委員が、副会長には塩澤委員が、全会一致で選出されました。
  • 進行を谷川会長に交代し、議題2へ。
議題2.令和8年度文化財保護事業計画について
  • 事務局から、令和8年度の文化財保護事業計画(案)について、令和7年度の事業の実施結果報告を含めて、下記の通り説明しました。
  • 文化財の調査については、各種文化財の調査を適宜行うとともに、文化財総合調査として、引き続き、亀塚古墳の再評価のため、出土遺物の再調査を進め、調査成果をまとめた報告書を発行します。
  • 文化財の管理・保存については、白井塚古墳公園の開園に向けた調整・調査等を進めていきます。
  • 史跡等の管理は、兜塚古墳、教育発祥の地、万葉歌碑周辺の維持管理等を行います。また、兜塚古墳の環境整備として、危険樹木の伐採を行います。
  • 文化財保存事業費補助金は、本年度も市指定無形民俗文化財である祭ばやしの保持団体に交付する予定です。
  • 寄贈資料の受け入れは随時行い、発掘調査にて出土した遺物等と合わせて、今後の活用に向けた適切な保存・保管方法を検討していきます。
  • 文化財等保管施設の整備については今年度新築工事を実施し、令和9年2月に竣工予定となっています。
  • 文化財防火デーは、例年通り狛江消防署の取組みに協力していきます。
  • 文化財の活用・普及啓発については、東京文化財ウィーク2026に参加し、期間内に文化財めぐりや展示等を実施する予定です。また、文化財関連講座を実施するとともに、市教育委員会のホームページを充実させます。
  • 学校との連携としては、引き続きこまえ文化財ガイド1~3の印刷配布を行い、小学6年生を対象とした出前講座を実施します。また、子ども向け文化財関連事業として、子ども文化財教室を行います。
  • 出土遺物の再整理やレプリカの作製を通じて、出前講座の充実を図るなど、地域の歴史や文化財について学ぶ素材として、出土遺物の積極的な活用を進めます。
  • こまえ文化財ガイド7として、狛江市域の多摩川川床から発見された希少なステラーダイカイギュウの化石について、ガイドを作成し、広く周知します。
  • 埋蔵文化財の保護については、埋蔵文化財の照会対応、事前協議、各種開発に対応した確認調査や本調査の調整、指導・監理などを行います。
  • なお、令和7年度は包蔵地の照会件数が減少していますが、これは狛江市地図情報サービスの埋蔵文化財包蔵地マップ(遺跡地図)で包蔵地の確認ができるようになったためと考えられます。令和7年度の発掘調査の件数は7件で、うち本調査は1件、試掘調査は6件実施しました。
  • 古民家園の管理・運営については、古民家の維持管理、体験教室や講座等の事業を実施します。なお、令和7年度の入園者は、16,862人となっています。
  • 歴史公園の管理・公開については、猪方小川塚古墳公園と亀塚古墳公園、土屋塚古墳公園の維持管理を行います。また、公開に当たり保存処理を施した猪方小川塚古墳の横穴式石室については、保存状況の経過観察を行い、状況に応じて必要なメンテナンスを行っていきます。
  • 令和9年1月に開催予定の多摩郷土誌フェアへ参加する予定です。
  • 委員から、ステラーダイカイギュウの化石が発見された多摩川川床の地点について、保護の方策が必要かどうかを検討すべきとの意見が出されました。事務局からは、化石の発見地は多摩川の河川敷であり、発見された当時の状況とも異なるため、現状では具体的な保護の方策を検討することは難しい旨を説明しました。
  • 以上の説明の後、議題2の令和8年度事業計画については全会一致で了承されました。
議題3.狛江市文化財の指定について(報告)
  • 事務局から、令和8年3月12日付けで「宿屋敷西1号墳出土遺物」を市指定有形文化財(考古資料)に、「木造屋形船 附 漁船1艘、関係民具11点」を市指定有形民俗文化財に、「髙木家文書」と「石井家文書」を市指定有形文化財(古文書)に指定したことを報告しました。
  • 新指定の文化財については、市広報紙や市ホームページなどで周知するとともに、5月18日(月)から29日(金)の期間、市役所2階ロビーにて展示を行ったことを報告しました。
議題4.狛江市文化財の登録候補について
  • 事務局から、狛江市文化財保護条例の全部改正(令和7年4月1日施行)に伴い導入された登録制度の概要と登録候補について、下記のとおり説明し、委員からの意見求めました。
  • 登録制度の概要については、①登録の基準、②登録の手続き、③保護と活用に対する支援の3点を説明しました。
  • また、登録の候補として、市内に墳丘が現存する古墳や、市内に現存する石造物が考えられます。今後、所有者の同意が得られたものから、狛江市文化財登録台帳への登録を進めていくことを説明しました。
  • 委員からは、登録制度の位置付けに関する質問があり、事務局から、登録制度について、市指定文化財に指定するための前段階という位置付けではなく、指定制度と登録制度の違いを踏まえ、登録の手続きを簡素化するなど、保護の裾野を広げるための制度である旨を説明しました。
  • 委員からは、登録候補については、時代を限らず、特定の種別に偏らないようできるだけ幅広く候補を挙げるべきとの意見が出されました。
議題5.古墳保存整備に関する分科会の設置について
  • 事務局から、昨年度の会議において、古墳保存整備検討委員会を条例設置の文化財保護審議会の分科会として位置付けることが決定されました。これにより、正式に文化財保護審議会に古墳整備に関する分科会を立ち上げることを説明しました。
  • 各委員とも異議はなく、令和8年度から古墳保存整備に関する分科会を立ち上げ、古墳の保存と整備に関して検討していただくこととなりました。
その他
  • 事務局から、令和8年度に建設する文化財等保管施設について報告しました。現在、出土遺物や民具類を収蔵している旧狛江第四小学校は、市のスポーツ施設として整備される予定であり、令和9年度から校舎の解体に着手する予定であることから、これに代わる文化財等を保管する施設を建設するものです。整備場所としては、西野川四丁目にある自転車等保管返還場所の一部を活用し、今後建設工事を行い、令和9年2月の竣工後には資料等の搬入や配架を行う予定です。施設の整備として並行して、今後の資料の収集基準が必要となることから、文化財保護審議会で検討していただきたい旨を説明しました。委員からは、整備場所が野川氾濫時の浸水想定区域に入っていることから、保管施設内での配架に際して、水害への対策を考慮すべきとの意見が出されました。
  • 次回の会議については、11月頃の開催を予定していますが、開催日程については後日改めて事務局にて調整することとなりました。
  • 会長、閉会を宣言。

文化財保護審議会委員名簿

会長

谷川章雄

副会長

塩澤寛樹

委員

池上悟、寺田良喜、長沢利明、松井敏也、山崎久登

公募市民委員がいない理由

狛江市文化財の指定及び解除等重要事項を審議するために専門的な知識が要求されるため。