日時

令和6年9月27日金曜日午後7時から8時まで

場所

防災センター403会議室

出席者

議長:谷川章雄

副議長:塩澤寛樹

委員:寺田良喜、長沢利明、山崎久登

事務局:金築宏美、宇佐美哲也、清水聡(社会教育課)

欠席者

なし

議題

  1. 狛江市文化財保護条例の改正について

その他

提出資料

  • 狛江市文化財保護条例(案)
  • 令和6年度秋の文化財関連事業

会議の結果

  • 議長開会を宣言。
議題1.狛江市文化財保護条例の改正について
  • 事務局から、狛江市文化財保護条例の改正案について、前回の会議で出された意見を踏まえ、改めて事務局で整理をしたところ、一部の内容が不足していることが確認されたため、内容の追加・修正を行ったことを説明し、委員からの意見を求めました。条文の主な変更点は下記のとおりです。
  • これまでの会議で提示した改正案は、主に有形文化財を対象とした規定になっており、無形文化財に関する規定が一部不足していました。そのため、指定文化財の解除や登録文化財の抹消の項目に、無形文化財に関する規定を追加しました(第5条・第12条)。また、補助金の項目についても、無形文化財に関する規定を追加しました(第8条)。
  • 市等の責務として、条例の執行に当たって、関係者の所有権その他財産権を尊重するとともに、文化財の保護と他の公益との調整に留意しなければならないとの規定を追加しました(第3条)。
  • 市指定有形文化財等又は市登録有形文化財等の所有者等を変更したとき、新所有者等は旧所有者等の権利義務を継承する旨の規定を追加しました(第18条)。
  • 市指定文化財又は市登録文化財が法の規定による指定若しくは登録又は都条例の規定による指定等を受けたときや、無形文化財の保持者が死亡したときに、文化財保護審議会へ諮問をすることなくその指定を解除できるものとする規定と、文化財保護審議会の承認を得ることなくその登録を抹消することができるという規定を追加しました(第27条・第28条)。
  • 前回の会議で、特別な事項を調査審議するに当たって、文化財保護審議会に臨時委員を置き、必要に応じて意見を聞くことができるという規定を条例に盛り込むべきとの意見が出されましたが、教育委員会の委嘱が必要な臨時委員では、保護保存上緊急性の高い内容の審議に対応することが難しいため、臨時委員として委嘱するのではなく、関係者の出席を求め意見を聴取することができるとする規定としました(第32条)。
  • 委員からは、臨時委員については、保護保存上緊急性が高い案件についての審議を想定しているのではなく、専門性が特殊で限定された内容を審議することを想定しているものであり、指定理由の審議等にも係わることを想定しているため、関係者としてではなく委員として位置付けることが望ましいとの意見が出されました。この意見を受けて、事務局としては、臨時委員としての規定を追加することとしました。
  • 委員から、現在の条例で規定されている種別の取扱いについて質問が出され、事務局からは新条例で規定する種別への読み替えを付則において規定している旨を説明しました。
  • 以上、各委員からの意見を踏まえて、事務局で文化財保護条例の改正案を修正し、改正手続きを進めていくことを全会一致で決定しました。
その他
  • 事務局から、毎年開催されている東京文化財ウィークの企画事業として、市教育委員会では、玉川碑再建100周年記念展示会関連事業と、秋の文化財関連事業を実施する旨を報告しました。
  • 玉川碑再建100周年記念展示会関連事業としては、「玉川碑再建100周年記念展示会」を10月31日から11月3日まで伊豆美神社参集殿で開催すること、講演会「渋沢栄一の「温故知新」~玉川碑再建へ寄せた想い~」を渋沢史料館学芸員清水裕介氏を講師に迎え、10月27日に実施すること、「玉川碑現地解説」を11月3日に実施することを説明しました。
  • 秋の文化財関連事業としては、文化財関連展示「和泉式土器と古墳時代中期の狛江」を10月28日から11月8日まで市役所2階ロビーで開催すること、文化財めぐり「狛江の歴史を歩いて学ぼう」を11月30日に実施することを説明しました。
  • 次回の会議の開催日程については、後日改めて事務局にて調整することとなりました。
  • 議長、閉会を宣言。

文化財専門委員名簿

議長

谷川章雄

副議長

塩澤寛樹

委員

寺田良喜、長沢利明、山崎久登

公募市民委員がいない理由

狛江市文化財の指定及び解除等重要事項を審議するために専門的な知識が要求されるため。