1.日時
令和6年10月3日木曜日午後6時30分から8時まで
2.場所
狛江市防災センター3階303会議室
3.出席者
議長:稲葉和也
副議長:長沢利明
委員:遠藤美帆、堀井美智子
事務局:社会教育課課長、同課文化財担当副主幹、同課同担当主査
4.議題
- 令和6年度上半期の運営状況及び事業実施状況について
- 令和6年度下半期の事業について
- 令和7年度の事業について
5.配布資料
- 古民家園入園者数資料(年度別・時間別・曜日別)
- 令和6年度古民家園事業実施実績(上半期)
- 令和6年度古民家園事業(案)
- 令和7年度古民家園事業の方向性
6.会議の結果
会議に先立ち、社会教育課長から挨拶がありました。
事務局から、本会議は原則公開とすること、会議録は要点筆記とし、議長が確認した後、市教育委員会ホームページで公表することを説明し、各委員から了承を得ました。
議題1.令和6年度上半期の運営状況及び事業実施状況について
令和6年度上半期の古民家園の運営状況及び事業実施状況について、事務局から次の事項を報告しました。
- 令和6年度上半期の入園者数は、前年度の同時期と比べると減少しており、なかなかコロナ前の状態に回復せず、むしろコロナ後の減少傾向が依然として続いており、減少の要因は、6月頃から日中(午前11時~午後3時)の入園者数が少なくなることから、近年顕著にみられる猛烈な暑さの影響と推測されることを報告しました。
- 令和6年度上半期の事業の実施回数は23回で、うち12回は「古民家園で遊ぼう」と「昔あそび体験」の定例事業であったこと、各事業の参加者数は概ね良好であったこと、7月中旬から9月中旬までは、熱中症対策として事業の実施を控え、定例事業6回を休止し、例年夏期に実施してきた子ども向けの「むいから寺子屋」は改編したこと、「むいから寺子屋」のうち生け花教室は実施時期を11月に変更、勾玉作り教室は実施場所を西河原公民館に変更し、能楽体験教室は子ども向けの教室を大人向けに改め、理科工作教室は中止したことを報告しました。
- イベント型の事業について、本年度もみんなのむいから民家園事業実行委員会に委託し、古民家園を活用した地域交流と賑わいを創出する企画として、7月27日に「むいから枝豆夕涼み」、8月24日に「みんなのむいから夏祭り」を実施したこと、「むいから枝豆夕涼み」は、サッカークラブのFC東京と連携して取り組んでいる畑での枝豆栽培にて収穫した枝豆をカマドで茹でて来園者に振る舞う企画で、FC東京のオリジナルクラフトビールを提供するとともに、子ども向けのお楽しみコーナー等を設け、賑わいを見せたこと、「みんなのむいから夏祭り」は、気軽に伝統文化に親しむ企画で、園庭にて盆踊りと和太鼓の体験、古民家内で昔話の朗読を実施し、飲食の提供や子どもが楽しめる縁日コーナーを設け、多くの参加者 が見られたことを報告しました。
- このほか、「むいから枝豆夕涼み」と同日に実施した「むいから枝豆収穫体験」は、FC東京との連携事業で、小学生を対象とした枝豆の収穫体験、9月22日の「秋の夕べの音楽会」は、都立狛江高等学校箏曲部の演奏会で、いずれも好評であったことを報告しました。
議題2.令和6年度下半期の事業について
令和6年度下半期の事業計画について、事務局から事業の実施予定を説明しました。
- 令和6年度下半期の事業は、前年度第2回目の会議にて提示した事業案をベースに、当初夏期に予定していた子ども向けの事業等を入れ込むなど、時期を調整しながら実施していくことを報告しました。
議題3.令和7年度の事業について
令和7年度の事業について、事務局から事業を計画するに当たり配慮している点とそれを踏まえた次年度の方向性を説明しました。
- 事業の目的は、地域の歴史や民俗を伝え、また、地域の歴史や民俗に触れる機会、学ぶ機会を提供することにあり、これに加えて、次年度も地域に開かれた施設として賑わいを創出するためにイベント型事業を実施していく予定であること、事業の実施に当たり、夏期の熱中症対策と旧荒井家住宅主屋のメンテナンスについては配慮する必要があり、事業の短期集中、重点期間を設けて実施していくこと、開園日・開園時間を流動的にして、日中の暑い時間帯を避けて実施していくことなど、園の運営方法も含めて対策を検討していることを説明しました。
各委員からの意見
以上の報告・説明に対し、各委員から次のような意見が示されました。
- 古民家園がどういった施設でどういった事業を展開しているのか、全体のイメージを示すためにも、年間のイベントカレンダー等を前もって掲出することはできないか。ホームページ等にアップして、古民家園を検索すると簡単に確認できる状態になっていればなお良いとの意見がありました。
- 畑での枝豆栽培について、例えば古民家園を保育園のお散歩コースに組み込んでもらい、子ども達に水やりなどを協力してもらえば、さらに関心を寄せる層が広がっていくのではないか。枝豆の成長過程を観察してもらうことは、子ども達とっても良い体験になるし、子ども達が関心をもてば、保護者の来園に繋がる可能性もあり、副次的な効果も期待できるのではないかとの意見がありました。
- みんなのむいから民家園事業実行委員会が企画した事業は、古民家園に賑わいを創出しており、今後も継続していって欲しいとの意見がありました。
- 現在の閉園時間は午後4時30分で、夏場はまだまだ明るい時間になる。夏の夕方、少し涼しくなった時間帯に、散歩がてら立ち寄ってみても開園していないのは寂しいので、開園時間の延長等は検討してみて欲しいとの意見がありました。
その他
次回の会議は、通例どおり翌年3月下旬を予定しているが、具体的な日程等については事務局で調整することになりました。
議長、閉会を宣言。
古民家園運営評議会委員名簿
議長
稲葉和也(学識経験者)
副議長
長沢利明(学識経験者)
委員
遠藤美帆(公募市民委員)、堀井美智子(公募市民委員)