2024年12月
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令和2年7月16日木曜日午後6時から7時45分まで
市防災センター303会議室
議長:稲葉和也
副議長:長沢利明
委員:中島真里枝、堀井美智子
事務局:森厚太、宇佐美哲也、松下祐三(社会教育課)
鶴壽子
1.平成31年度の事業実施結果について
2.令和2年度の事業について
3.その他
・平成31年度狛江市立古民家園(むいから民家園)入園者数
・平成31年度古民家園事業参加者数
・古民家園の月別入園者数(平成28~31年度)
・平成31年度古民家園で遊ぼう参加者数
・新型コロナウイルス状況下の古民家園
・令和2年度古民家園事業計画
・令和2年度古民家園事業スケジュール
・市制施行50周年記念事業「ちょっと昔の結婚式を再現」について
・屋形船の受入れについて
・議長、開会を宣言
・社会教育課長から挨拶
・事務局から、平成31年度の入園者数と平成31年度の事業の実施結果について報告しました。
・平成31年度の入園者数は22,663人で、前年度に比べると2,651人の増加となりました。入園者数は、各月ともに概ね増加していますが、暑さの厳しい8月や大きな台風のあった10月の入園者数は落ち込んでおり、改めて入園者数が、季候や天候に影響されることを説明しました。
・事業の実施結果については、参加者数のみで事業の良し悪しを判断できませんが、指標の一つとなるので、参加者数を基に結果を報告しました。
平成31年度に実施した事業数は63で、天候や新型コロナウイルスの影響で中止した事業もあり、前年度の65から若干少なくなりました。一方で、事業参加者数の総計は、3,429人で、前年度に比べると442人の増加となりました。前年度と同じ内容の継続事業の参加者数は大きく変わらないので、新規に実施した事業、特に飲食を伴う事業に参加が見られたことが伺えます。
「こまえ初春まつり」についても、例年多摩川河川敷の会場の飲食ブースに出店している福祉作業所が、古民家園に出店したことにより、前年度よりも参加者数が増加しました。
これまでの会議にて、飲食を伴う事業については、賑わいを創出することに繋がるので実施すべきであり、また、実施するに当たっては、古民家園らしくカマドを積極的に活用すべきだとの意見がありました。こうした意見を踏まえて、昨年度は飲食を伴う事業を試行的に実施していき、結果は、概ね良好だったと考えられます。飲食を伴う事業については、今後も古民家園らしい事業になるよう工夫を重ね、実施していくことを説明しました。
・委員から、恒常的に一定の入園者が見込めるのであれば、イベントや事業等にあまりこだわらなくてもよいのではないか。特に、新型コロナウイルスの状況下では、気軽に立ち寄って休憩できる、そういったことを周知するのも大切ではないかとの意見がありました。
・委員から、年中行事に関わる事業として、「七草がゆ」などの工夫が見られたのは古民家園らしくてよいとの意見があり、今後も他の民家園の事例等も参考にしながら、実施していくべきだとの意見がありました。また、年中行事についての解説も充実させてほしいとの意見がありました。
・事務局から、令和2年度の事業計画を説明する前に、新型コロナウイルス状況下の古民家園について報告しました。
・古民家園では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月28日から5月31日まで臨時休園し、6月1日以降は、ステップ1として、入場を20人以下に制限し、また、滞在時間を1時間以内の入替制にするなど、制限を設けて再開しました。6月16日以降は、ステップ3の状況で、入園時に入園者名簿への記入や健康状態の確認などを行なっています。
事業については、2月下旬から6月に実施を予定していた事業を中止し、7月からは順次再開していますが、モノの使い回しを不可としたり、募集人数を減らすなど、対策を講じて実施しています。新型コロナウイルスについては、先が見通せないこともあり、その時点の状況に応じて、実施の可否も含めて、対策を講じなければならないことを説明しました。
・引き続き、事務局から、令和2年度の事業計画について報告しました。
・令和2年度の事業計画は、昨年度実施した事業を基本としていますが、新型コロナウイルスの影響で、既に内容の見直しや変更を加えているところがあります。例えば、夏の子ども向けの事業は、夏休みの期間が短縮されることもあり、事業数を減らしています。また、事業の募集人数を減らし、屋外で実施できる事業を優先するなど、密を避けるために見直しや変更を加えていることを説明しました。
8月以降の事業についても、事業内容等の見直し・変更が予想されますが、今年度の事業については、新型コロナウイルス対策を講じた上で実施しなければならないことを説明しました。
・委員から、古民家園はオープンエアーのところが多く、例えば、園庭にイスとテーブルを用意して、散歩の途中に立ち寄って休んでもらうなど、新型コロナウイルスの状況下においては、こういったスペースとして利用してもらうことにも意味があるのではないか。あわせて、開園時間を延長して古民家をライトアップするなど、こういった工夫が現在の状況下でできることの一つではないかとの意見がありました。
・委員から、事業を計画するに当たっては、参加者が体験する時間や古民家というロケーションそのものを楽しめる、こうしたことへの工夫があってもよいのではないかとの意見がありました。
・事務局から、今年度、市制施行50周年記念事業の一つとして、古民家園にて昔の結婚式を再現する事業を計画していること、また、同事業は、新型コロナウイルスの影響で、当初の予定からスケジュール等が変更になっていることを説明しました。
当初のスケジュールは、4月に実行委員会を立ち上げ、具体的な内容を検討し、6月に体験希望者を募集し、10月31日に結婚式の実施を予定していました。しかし、スケジュールは大きくずれ込んでおり、8月に実行委員会の立ち上げ、3月6日に結婚式の実施に変更して再調整しています。また、式の次第に関しても、新型コロナウイルス対策のため、内容によっては省略せざるを得ない可能性があるなど、検討を要する課題があることを説明しました。
・委員から、昔の結婚式を再現するためには、次第やしきたりなどについて、よく分かっている地元の協力者が必要となる。また、聞き取り調査も必要となる。女性の衣装などは、大きく変化しているので、設定した時代に合わせて衣装を用意するなど、きちんと考証した上で実施すべきだとの意見がありました。
・委員から、昔の結婚式の再現は、とても魅力的な事業であるが、新型コロナウイルス対策の結果、式において重要な意味を持つ作法等を省略し、中途半端なものになってしまうのなら、中止することも考えなければならないとの意見がありました。
・事務局から、多摩川にて貨ボート屋を経営してきた「たまり屋」が所有する屋形船について、市が寄贈を受け、古民家園への移設を計画していることを報告しました。
・この屋形船は、多摩川の最後の船大工とされる久保井富蔵氏が製作したものになり、多摩川の歴史や民俗を知る上で貴重であるのみならず、昭和20年代以降、狛江の多摩川河川敷が、都心に住む人たちの行楽地として賑わっていたことを伝える貴重な資料にもなります。
なお、久保井氏の船大工道具は、既に東京都の文化財に指定されています。
・委員から、久保井氏や屋形船に関連する資料などがあれば、古民家園にて一緒に展示することも考えてほしいとの意見がありました。
・委員から、屋外での展示になるようだが、保存・管理を考えると覆屋などが必要になるのではないかとの意見がありました。
・事務局から、まずは移設を行い、覆屋等の設置については、今後、計画立てて行なっていくことを説明しました。
・第2回の会議は、次年度の予算編成前の開催としていますが、今後の状況が見通せないこともあり、事務局にて日程調整することになりました。
・情報交換
・議長、閉会を宣言
議長
稲葉和也(学識経験者)
副議長
長沢利明(学識経験者)
委員
鶴壽子(社会教育関係者)、中島真里枝(公募市民委員)、堀井美智子(公募市民委員)