1.日時

令和5年3月23日木曜日午後6時から8時まで

2.場所

市役所5階504会議室

3.出席者

議長:稲葉和也

副議長:長沢利明

委員:中島真里枝、堀井美智子

事務局:鎌谷京子(社会教育課)、宇佐美哲也(社会教育課)、松下祐三(社会教育課)

4.議題

  1. 令和4年度下半期の運営状況について
  2. 開園20周年記念事業について
  3. 令和5年度の事業計画について
  • その他

5.配布資料

  1. 古民家園年度別入園者数(平成29年度~令和5年度)
  2. 令和4年度古民家園事業実施実績
  3. 旧荒井家住宅主屋の茅葺屋根の葺き替えプロジェクトの結果
  4. みんなのむいから民家園まつりチラシ
  5. 令和5年度古民家園事業計画(案)
  6. 令和5年度古民家園事業スケジュール(案)

6.会議の結果

会議に先立ち、文化財担当副主幹から挨拶がありました。

事務局から、本会議は原則公開とすること、会議録は要点筆記とし、議長が確認した後、市教育委員会ホームページで公表することを説明し、各委員から了承を得ました。

議題1.令和4年度下半期の運営状況について

令和4年度下半期の古民家園の運営状況について、事務局から次の事項を報告しました。

  • 令和4年11月14日から同5年3月16日まで、旧荒井家住宅主屋の茅葺屋根の葺き替え工事を行い、建物内と園庭の大部分への立入を制限した影響で、下半期の入園者数は前年度よりも大きく減少したこと。
  • 工事期間中の事業について、建物内と園庭の大部分を使用する事業は休止し、実施したのは10事業であったこと。
  • 実施した事業について、古民家園が開園してから初となる茅葺屋根の葺き替え工事の機会を捉え、同工事の見学解説会を実施したこと。そのほか、1月7日(土)には、古民家園の田んぼで収穫した米を使って七草粥を作り、来園者に配布して好評であったこと。
  • 茅葺屋根の葺き替え工事について、工事の様子をタイムラプスで撮影し、作成した動画を市公式動画チャンネルと古民家園のツイッターで公開していること。
  • 茅葺屋根の葺き替え工事に当たり、ふるさと納税を活用して実施したガバメントクラウドファンディングの結果について、3月1日現在の寄附の総額が178万8,000円になったこと。
議題2.開園20周年記念事業について

開園20周年記念事業について、事業周知のために作成したチラシをもとに、事務局から次のとおり内容を報告しました。

  • 開園20周年記念事業は、元和泉2・3丁目町会、和泉小学校、狛江第三中学校の関係者や古民家園の事業関係者をメンバーとする「古民家園20周年記念事業実行委員会」が企画・運営に当たっていること。
  • 事業は「みんなのむいから民家園まつり」と銘打ち、葺き替えられた茅葺屋根のお披露目も兼ねた記念式典を実施すること、古民家を舞台としてお囃子、箏曲、能楽を上演すること、園庭には子ども向けの工作コーナー、縁日コーナー、昔あそびコーナーを設けること、コーヒー、ビール、パン、和菓子等を販売する事業者が出店すること。
議題3.令和5年度の事業計画について

令和5年度の事業計画について、事務局から次の事項を報告し、各委員に意見を求めました。

  • 事業の目的は、地域の歴史や民俗を伝え、また、地域の歴史や民俗に触れる機会、学ぶ機会を提供することにあるが、次年度はさらに地域に開かれた施設として賑わいを創出するための事業を取組む予定であること。
  • 事業は、例年どおり、端午の節句や上巳の節句等の年中行事展示、生け花や染物等の体験教室、定例となっている「古民家園で遊ぼう」と「昔あそび体験」を予定していること。
  • 次年度は賑わいを創出するためのイベント型事業の実施を予定しているが、アイディアの創出や企画への柔軟な対応に、行政主導では限界があること。
  • イベント型事業を実施するには、近隣住民のみならず、古民家園が立地する周辺地域の住民の理解を得る必要があり、そのためにも地域を巻き込み、地域の方々と連携を深めていくことが不可欠であること。
  • 開園20周年記念事業は、元和泉2・3丁目町会、和泉小学校、狛江第三中学校の関係者等がメンバーとなる実行委員会に委託して実施することになったが、開園20周年記念事業を通じて得られた地域の輪を、令和5年度以降も深化させていき、後継的な組織とともにイベント型事業を実施することができないか、検討していること。

以上の報告に対し、各委員から次のような意見が示されました。

  • 古民家園だけにとどまらず、市内の寺院や史跡等の歴史資源を活用し、各ポイントを歩いて周遊する、または多摩川散歩と絡めてみる、このような企画にすれば、狛江ならではの企画になるのではないか。
  • イベントにワークショップ型の体験教室、例えば竹やわらなどを材料にした工作教室等を取り入れることで、古民家園らしさが生まれるのではないか。
  • 古民家園らしさを考えるならば、カマドを活用してご飯を炊くということだけでも十分ではないか。それを炊き出し風にすれば、防災や平和などの観点から企画できるのではないか。
  • 大きなイベントではなくても、テーマ性を持って企画する、または駅前で行われている他のイベントと連動することで、コンパクトな狛江ならではの企画になるのではないか。
  • 若い人の力を生かす、例えば、若い人が経営するお店等を集めることで活気が生じるのではないか。
その他

次年度の会議は、9月中旬と3月下旬の2回を予定しているが、具体的な日程等については事務局で調整することになりました。

議長、閉会を宣言。

古民家園運営評議会委員名簿

議長
稲葉和也(学識経験者)

副議長
長沢利明(学識経験者)

委員
中島真里枝(公募市民委員)、堀井美智子(公募市民委員)