1 日時

令和5年4月18日(火)午後3時30分から5時

2 場所

狛江市役所防災センター302・303会議室

3 出席者

委員長:猪瀬 政幸
副委員長:工藤 聡
委 員:辻 勘助、河埜亮一、佐内幸治、河原成典、本田裕毅、愛甲悦子、前田正人、稲垣信博、富永浩正、蒲池美緒、白井誠、須貝昭彦
事務局:教育部理事(兼)指導室長 松岡弘悟、教育部調整担当理事 上田智弘、社会教育課長 鎌谷 京子、指導室指導教職員係主査 海老原 悠輔

4 欠席者

梅本ろり絵、上田英司、堀松英紀、山田龍彦

5 議題

1 委員長挨拶

2 協議事項

(1)令和5年度部活動地域移行検討委員会開催予定(案)について

(2)合同部活動試行実施(案)について

(3)狛江市立学校部活動ガイドラインの見直しについて

3 その他

6 資料

資料1   検討委員会 委員名簿

資料2   令和5年度部検討委員会開催予定(案)    

資料3-1 合同部活動試行実施(案)について

資料3-2 合同部活動の試行実施(案)イメージ

資料3-3 合同運動部活動実施要項(案)

参考資料  学校部活動及び地域クラブ活動に関する総合的なガイドライン

参考資料  学校部活動の地域連携・地域移行に関する推進計画

7 会議の結果

【事務局】 

 それでは、狛江市立学校部活動の地域移行に関する検討委員会の第3回を開始いたします。
 始めに、年度が変わったことによって委員の変更等がありましたので紹介いたします。規則により、委員長は中学校校長会会長をもって充てることになっておりますので、委員長は令和5年度の中学校校長会会長である猪瀬先生にお願いすることになります。また、同じく規則により副委員長は委員長が指名することとなっておりますので、この後の委員長挨拶の中でお願いしたいと考えております。続いて、小学校校長会代表が和泉小学校の鷲見先生から狛江第六小学校の辻先生に変更となっております。学校運営協議会の四中ゾーンの中畑委員が上田委員に変更となっております。最後に、中学校の学校代表につきまして、狛江第二中学校は佐内先生に変更となっております。狛江第三中学校につきましては、昨年度まで狛江第四中学校に在籍されていた河原先生にお願いし、狛江第四中学校は本田先生にお願いをしているところです。よろしくお願いいたします。

1.委員長挨拶

【委員長】

 最初に副委員長を指名させていただきます。昨年度まで委員長を務められた狛江第三中学校の工藤校長先生は中体連についても詳しいということもあり、お願いをしたいと考えておりますがよろしいでしょうか。

 (異議なし)

【委員長】

 それでは、副委員長は工藤先生にお願いをいたします。

. 協議事項

(1)令和5年度部活動地域移行検討委員会開催予定(案)について

【事務局】

 資料2 令和5年度部活動地域移行検討委員会開催予定(案)を御覧ください。令和5年度は全6回の開催を予定しています。回数につきましては、令和4年度からの通算でカウントしています。第4回を6月28日(水)に予定しています。職員会議等が設定されているかもしれませんが、現在確保が可能な会議室の都合としております。第5回を9月下旬、第6回を12月中旬、第7回を1月下旬に、最終回となる第8回を3月下旬としています。説明は以上になります。

【委員長】

 このことについて、質問や意見のある方はおりますか。

(委員から質問や意見なし)

【委員長】

 それではこの予定で進めていきたいと思います。

(2)合同部活動試行実施(案)について

【事務局】

 資料3-1 合同部活動試行実施(案)を御覧ください。
合同部活動の試行実施の目的ですが、地域連携・地域移行に向けて課題を踏まえ、段階的に休日の部活動が導入できる体制を作り、円滑な運営ができることを目標としております。休日の部活動に関わる課題等を検証し、持続可能な地域での部活動にしていきたいと考えています。
 活動場所については、拠点校を定め、休日は拠点校で部活動を実施することとしています。活動にあたっては、狛江市部活動ガイドラインに沿って実施していきます。
 運営に関しては、拠点校となる校長に代表校長となっていただき、調整等を図る顧問教員の代表を決めていただき、運営をしていきます。
 対象は狛江市立中学校に在籍する全生徒とし、大会は「オール狛江」で参加します。参加費については、各校で支出することになります。
 保険について、平日及び大会参加に関しては、日本スポーツ振興センターの保険が適用されますが、休日の活動については保険の適用ができません。休日の拠点校等への移動手段として、自転車を利用する際には任意の保険に加入していることを条件として、原則徒歩での移動としています。
 指導者について、現時点では顧問教員の代表が調整し、各校の顧問教員が交替で指導することとしています。ただいま説明した内容で、現在、国の地域連携・地域移行に向けた実証事業にエントリーしています。結果はまだ届いておりませんが、採択された際には補正予算化し、6月議会に上程する予定です。議決後、委員の皆さんに対して、どのような形で実施していくのか、委託先の候補としている事業者を交えて具体的に説明をしてまいりたいと考えているところです。
 イメージについて、資料3-2を御覧ください。平日は顧問教員や技術指導員による指導を各校で行い、休日は委託事業者の指導者として平日に各校で技術指導員をしている方を委託事業者の雇用により派遣していただく形を想定しています。
 次に資料3-3 合同運動部活動実施要項(案)を御覧ください。これまでの説明を踏まえ、具体的に実施する種目に関する実施要項となっています。実施する種目は、野球とサッカーを提案させていただいております。野球は狛江第一中学校、サッカーは狛江第三中学校を拠点校としております。対象は狛江市立中学校に在籍する生徒全員としています。その他、先ほど説明しました実施案の開始が8月としていますので、それまでの期間は、学校管理下の活動として現在実施している形を継続するようにしています。
【委員長】

 このことについてご意見がある方はおりますか。

【副委員長】

 今、ちょうど中学校では新入部員を募集しており、1年生が仮入部をしています。そこでの動きにも拠ってくるのですが、とりあえず野球に関しては、例えば一中が15人くらいになりました、となっても拠点校方式、オール狛江でやっていくのがよいかと思っています。何故かと言うと、部員が集まる集まらないはその年に拠ってしまうので、そうであるべきではないかと思っています。ちなみに、三中は今のところ3年生が2人希望しているかな、という感じです。まだ活動が始まっていないというのが正直なところですし、現時点で一中から四中の合同チームが活動しているわけなんですけれども、オール狛江のチームに対してどれだけの子どもが応募してくるかは未知数です。未知数だけれども、とにかく野球はその形でスタートをするのがよいと思っています。サッカーに関しては、これはまた未知数です。市内全中学校、今の3年生がいるチームはどこも単独でチームが作れますが、3年生が引退するとごっそり部員がいなくってしまいます。例えば三中は2年生が2人しかいなくなってしまいます。そういう時を考えて、事務局が今回の提案をしてくださっています。ですから、最終的にはサッカーも視野に入れていきたいところですけれども、ただ、三中が一番サッカーに向かないグラウンドなので、拠点校は三中以外がよいと思います。

【委員】

 資料3-3の6(2)について、在籍校の方針に従って活動とありますが、それぞれの学校で練習の共有は当然のことながら行われるわけですよね。それぞれの学校が別個の指導ということではなく、でないと、集まった時に全然揃わない可能性が出てくるのでその辺りは大丈夫なのでしょうか。

【委員】

 野球だったらサインが統一されているのかとか、どのタイミングで盗塁するのかとか、戦術的なところをある程度共通の認識を持っていないと難しいのではないのかな、と思います。ただ、それをマニュアル化されてしまうと指導者もやりにくいという部分があるかと思うのですが。サインであったり、サッカーでもコーナープレイとか色々とあると思うので、そういった部分の共通化できるのかが心配な部分だと思います。

【委員長】

 仰るとおりだと思います。私も部活動に携わっておりましたけれども、指導者によって指導方法も色々と違うと思います。そういうことは前提としてありますが、根本的には持続可能な形で部活動を続けていく形がこの提案でされていると思うのですが、その辺りについてはどうでしょうか。

【副委員長】

 その発想がある限り、これは絶対に成功しないです。集まった時にみんなで話せばいいのです。当然、やり方も指導者も違う子どもたちが集まってきます。それを統括しながらやっていくところに拠点校や合同チームの面白さ・大変さがあると思うので、その発想から離れていただいて初めて前進していくのだと思います。クラブチームに近いと考えていただいてよいと思います。クラブチームは基本的に集まった時に指導者がいてそこで指導する。ですが、ベースの練習は自分でするのです。

【委員】

 サインという言葉だと誤解があるかもしれませんが、例えば野球の場合はスイングであったり、バスケットボールだったらディフェンスの動きなど、基礎的な動きに関してということです。

【委員】

 休日に部活動と同じことができる場所があるという考え方ですよね。指導者ごとに練習方法が異なるというのは、10人いたら10人が異なる教え方をするでしょうから。子どもたちが休日にクラブチームという敷居の高いところに入るのではなく、部活動の延長として行けるような場所といった感覚でいた方がいいのだと思います。戦術といったことまでの話をしてしまうと、話が進まなくなってしまうと思うので、そのような感覚でよいと思います。

【事務局】

 資料3-2で少し説明が不足していたようですので、説明させていただきます。資料の一番下のところに「平日の技術指導員の中から委託業者が雇用」と記載しておりまして、部活動の一貫性はできるだけ担保していくことを考えて案として示しているところです。各学校で行われる部活動と地域クラブ活動に関して、学校でこれまで行ってきた部活動の意義というのをやはり引き継いでいただきながら、地域で子どもたちを育てる、といったところへ少しずつ移行していけたらと考えています。子どもたちにとってはそういう活動の場所があり、生涯にわたるスポーツライフと言いますか、スポーツに取り組める環境があるというようなところを作っていければと思っているところです。

【委員】

 意見というよりも質問なのですが、この合同試行案が今年度8月ということで、種目も野球とサッカーという案が出ていますけれども、指導者は既に確保されているのでしょうか。

【事務局】

 具体的にどなたがと言うのはまだ決まっておりません。

【委員】

 開始日が8月となっているので、年間を通して教員と指導者が決まっていないと具体的に進んでいかないのではないかと思って質問させていただきました。

【委員】

 日曜日だけ部活動に参加するというのはよいのでしょうか。平日は部活動をやらずに日曜日だけ参加するといったような。それは今後の話ですね。

【委員】

 オール狛江、賛成です。WBCで全部違うプロ野球チームから集まったように、試合をする時はそこのルールを決めて動くということだと思いますので、それぞれの学校で特徴があってよいと思うのですが、集まったところで共有する意識を持つことが大切なのかなと思います。後は、狛江特有の規模で、パッとみんなが集まることができる。これが狛江の特徴かなと思いますので、ぜひチャレンジしたらよいと思います。

【委員】

 合同部活動に参加する前の生徒の気持ちと、実施後にどう思ったかという気持ちに関してアンケートをお願いしたいと思います。今後の参考になると思います。

【委員】

 先ほど他の委員が仰ったように、例えば2人しか生徒がいないとしたら、その部活動は平日に練習ができるのでしょうか。学校としては、野球部なら野球部を登録しないと合同部活動に参加できないわけですよね。だから、学校では登録をする。学校には名目だけの顧問がいる。土日に練習があればそこに参加するということは可能だと思います。平日の練習はキャッチボールだったらどこでもできるし、学校のグラウンドは他の部活動の関係もあるし、たった2人のために全面空けるわけにもいかないと思います。だから、登録はするけれども、その学校としては2人のために顧問をつけて練習場所を確保するのは大変だと思うので、登録だけして土日の練習には参加すると。ただ、その時に顧問の先生がどういった動きになるのかは分かりませんけれど。生徒だけで行ってきていいよと言えるのか。ただ、顧問が引率しなければならないとなると先生の負担が大変になると思う。そういったことを解消するためにこの計画があるのだとしたら、そういったパターンもありかなと思います。顧問は連絡だけ取り合っておいて、生徒だけで練習に参加させるのは可能かと思いました。

【委員長】

 運用面に関して現段階ではっきりと言える部分はないと思いますが、方向性としてはいかがでしょうか。

【事務局】

 この地域移行・地域連携に関しては、教員の働き方改革といういったところも往々にしてありますので、休日に関しては教員が必ずしも関わる必要はない形で進めていきたいと考えているところです。資料3-3で示させていただきましたが、委託業者が平日の技術指導員を雇用して、休日も関わってもらう形で進めていけたらと考えています。

【委員】

 子ども目線の話ですが、先日、うちの子どもが多摩大会にバレーボールの多摩地区の選抜で参加しました。その時に、三鷹や府中など各地区の代表が参加していて、それぞれ違う指導を受けている子どもで合同チームを作りました。その時は子ども同士で「自分のところはこうしているけれどどうなのか」など話し合って方針を決めて、それが凄く楽しかったようでした。オール狛江というものができたら、子どもたちにもこうしたこともあるんだということを学んで欲しいので賛成です。大会が終わった後、そこで学んだことを自分のチーム内できちんと共有をして、後輩にも教えていたのでよかったと思いました。

【委員長】

 最初にあったように、今の部活動の在り方が非常に困難な状況にあると。そこで、持続可能な形で続けていくにはどうしたらよいか、勿論、教員の働き方改革もあると。指導者については同じ学校でも複数いるとか色々とあります。各校に指導者がいて、十分に時間が取れて、部員もいて、顧問もいて、日曜日まで活動ができるというのが理想かもしれませんが、それができない状況をどうしたらよいかというのが出発点かと思います。今回、懸念材料が色々と出てまいりましたが、希望をみられる意見もあったと思います。野球に関しては去年から話が出ていて進んできましたが、サッカー部に関しては蓋を開けてみないと分からないということもあります。色々な不安材料はありますが、全体的な方向性としてはこの提案のとおりに進めるということでよろしいですか。反対の意見はなかったと思いますが、いかがでしょうか。

【委員】

 先ほど副委員長が仰ったように、三中をサッカー部の拠点校にするのはグラウンド面でちょっと可哀そうかなと思います。もう少し広い場所があるとよいと思います。

【委員長】

 今は顧問教員がいない中で話をしており、過去の事情もあるかと思いますので、基本はこの提案のとおりに進めていき、何か問題があれば修正していくということで進めていけたらと思います。

【委員】

 野球の拠点校になっており、今週の土曜日に部活動の保護者会を行います。部費の部分に関して、平日の部活動で使用する消耗品と休日に使用する消耗品というところで、中学校単独活動分の部費、オール狛江の部費という部分を保護者にどう説明すればよいのか野球部の顧問が悩んでいました。メンバー選出についても、部活動なので勝利至上主義ではなく、日頃の頑張りなどを認めた上で部活動の中ではメンバー選出をしたりとか、試合に出るメンバーを選んだり、ということもあるかと思うのですが、休日だけ見るとなると最終的には実力だけでメンバーを選んでいかなければならないということも今後出てくるのではないかな、という話が話題になっていました。取り急ぎ、部費・活動費についてお答えいただけたら持ち帰って共有したいと思いますがいかがでしょうか。

【事務局】

 エントリーしている国の試行実施においては、合同部活動の消耗品は補助対象経費となっておりますので、国の補助を受けて市の予算で対応する予定です。ただし、国としては将来的に保護者負担としていくことを求めていくようです。

【副委員長】

 今の3年生中心のチームは6、7月で終わりなんです。それ以降は新チームに移行していきます。そうすると、そこのところで予算措置があるのか、それともその間は予算措置がなくて活動費はどうしたらよいのか難しいところです。合同部活動にしたとしても道具がないのです。例えば、帽子やユニフォームが1枚もない、スパイクもない、という子どもたちがいますので、そうした子どもたちにどのようにして道具を与えていくかということも課題ですし、進めていくには課題が山ほどあると思います。

【事務局】

 現実問題としてどこを保護者の方の負担とするか、これから先どうするのかは今回の決定事項ではありませんが、仰ったように課題ではあります。色々と課題は出てくると思いますが、とりあえずは各校で負担している部費の範囲内で行っていただきたいと思います。

【委員】

 試行実施期間中の消耗品費は国の補助対象経費になるということで、バットもミットも消耗品だと思いますが、一体いくらまで予算がとれるものなのですか。予算措置の上限が分かっていればある程度こちらで準備をしておいて、後で補填してもらう形でもよいかと思います。

【事務局】

 現時点では、国の試行実施に必ずしも採択されるわけではないというところをご理解いただきたいと思います。部費の扱い等々につきましては、この後、各学校で運動部活動に限らずどのくらいの部費を年間で集めているかの調査を行いたいと考えております。その中で、部費の使途についても回答をいただけたらと考えているところですので、よろしくお願いいたします。また、大会参加のメンバーをどういう形で選考をするのかということについては、子どもたちが集まったところで指導者の下、そこに子どもたちが関わっていくことも子どもたちの学びにつながっていくものだと思います。

【委員長】

 この検討委員会で課題を吸い上げて、各校の実情や顧問の意向を調査して、上手く調整をしてこの方向で進めていくことができればと思っています。

【事務局】

 各校の先生方、今、この案で進めた時に自分の学校で課題になることを一つ二つ教えていただけたらと思うのですが、お願いできますか。

【委員】

 これを子どもたちにいつ伝えるのでしょうか。早めの方がいいと思います。こういう形でスタートしていくことが分かっていないと、子どもたちも「えっ。僕は二中のサッカー部で頑張っていく予定でしたよ。」となるので、狛江でクラブチーム化していくというのは早めにお伝えした方がよいと思います。小学校にも今度、入ってきますよね。そこも考えておかないといけないと思います。年度途中から切り替えるのはどうかと我が校の顧問の中でも話に挙がっていたので、どういう風に子どもたちに理解させつつ、この話を進めていくのかが一番心配すべきところだと思います。

【委員】

 子どもたちに正式に伝えたのは入会式です。私から、野球はこのように進めますとそこで初めて話をしました。ですから、入学して暫く経ってからです。現状として、今は3年生2名、2年生1名の合計3名が出てきたわけで、1年生は元々部活動体験や新入生説明会では野球部はないものとして動いてきているので、小学校で野球をやってきた子どもも違う部活動に入ろうとしているのが現状です。先ほど少し話になった時に一中の悩みになると思ったのは、キャッチャー系の防具だと思います。キャッチャー系は高価で、上から下まで揃えたら6万円はかかると思います。それと、消耗品としてはボールや石灰だと思います。石灰は学校の予算になると思いますが、必要以上に出ていくと思いますので。後はボールですね。ボールはノックすれば、これは一中で、これは四中でというわけにはいかないと思うので、その辺りの処理が悩みの種になると思いました。

【委員】

 本校の野球部は3年生5名、2年生0名、仮入部の1年生が本入部の申請をどれくらい出してくるかといったところです。1年生がもし入ってきたら休日に人数が増えて、もしかすると試合形式という活動の場が与えられるのはきっと喜ぶと思います。前向きに捉えられるのではないかなと思っています。一方、サッカー部は1~2チーム作れるくらい部員がいます。なので、それがまた休日に集まって、もし50~60人といった人数になった時に練習の指導もそうだし、試合についても学校単独なら11人のメンバーに入れるかもしれないけれど、50人になると厳しい子どもも出てしまうのかなといったところで、公立の中学校はその年によって部員数がバラつくのでどうしようもない部分でもありますが、部員数が少ない学校の子どもたちにとっては輝く場所になるし、多すぎると自分の学校だけだったらと思ってしまう子どもが出てしまうのが難しいところだと思います。

【委員】

 やはりメンバー選出。4校に関係のない方が指導員として入ってくれればフェアに見てもらえると思うのですが、朝練で一生懸命頑張っている子や上手くはないけれど放課後に凄く一生懸命に頑張っている2年生がいます。引退が近いこの時期に入ってきた3年生と、2年間健気に頑張ってきた子と、更に他の学校の事情やバランスがあるところの難しさは職員室で話題になっていました。練習試合を組んだり、その連絡を取ったりなど拠点校の顧問になった先生は凄く負担が増えるんだろうなと感じます。何かしらアクションを起こさなければ進まないので、そこは頑張ろうとなっているのですが。

【委員】

 人数が凄く増えた時に、中体連の大会は2チーム出れるのですか。

【副委員長】

 出れません。例えば野球だったら20人までしかベンチに入れません。

【委員】

 サッカーに関して、四中は凄く人数がいるので独自で部活動を行ってもらって、残りの3校が三中に集まって人数を揃えてというパターンはできないのでしょうか。四中は単独で大会に参加し、残りの3校が集まったチームがチーム狛江として参加するパターンはできないのでしょうか。

【副委員長】

 オール狛江となるのは拠点校方式のチームです。今、委員が仰ったのは合同チームという考え方です。

【委員】

 そうすると狛江市としてやっているということにはならず、予算がつかなくなるのでしょうか。

【副委員長】

 もしかするとそうかもしれないですね。結局、チームの名前も一・二・三中になります。

【委員】

 拠点校は毎年変わるのですか。

【副委員長】

 毎年同じでなければならないとか、変えなければならないといった決まりはありません。

【委員長】

 諸々ありましたけれども、これから調整しながら進めていければと思います。この運用が始まったら、自転車での移動のこともありますので各校において指導をよろしくお願いいたします。

(3)狛江市立学校部活動ガイドラインの見直しについて

【事務局】

 参考資料 学校部活動及び地域クラブ活動に関する総合的なガイドラインを御覧ください。東京都教育委員会が発出したガイドラインにつきまして、これまでの部活動に関する総合的なガイドラインにおける活動日、活動時間等に変更はございません。体罰・不適切な行為の防止に関して追加で記載がされ、また、地域連携・地域移行に関する内容が新たに加わったものとなっています。 新たに加わった記載は、Ⅱ.新たな地域クラブ活動、Ⅲ.学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた環境整備、Ⅳ.大会等の在り方の見直しでございます。狛江市部活動ガイドラインでは、平日は2時間程度で週に1度の休養日、週休日に関しては3時間程度の活動で土日いずれか1日は休養日としているところですが、その基準に関わる変更はありません。ですので、これから平日と休日とで運営の仕方が変わる部分に関してはその辺りも踏まえて、学校での平日の活動を引き継ぐ形で休日をやっていただかなければならないという形になるかと思います。
 また、兼業兼職のことや指導者の確保のこと等についても記載されております。詳しくは東京都のホームページでご確認いただけたらと思います。また、「推進計画等を作成し、取組内容、スケジュール等を周知」とありますが、それがもう一つの参考資料 学校部活動の地域連携・地域移行に関する推進計画でございまして、都としての取組が記載されています。
 本市においても、休日の部活動が開始される8月までに各校の部活動の活動方針を見直していただく必要があるかと思いますので、委員長と副委員長と随時相談をしながら、次回の検討委員会で休日も含めた狛江市部活動ガイドラインを提案させていただければと思っているところです。

【委員長】

 このことについて、意見や質問がある方はおりますか。

【委員】

 都の推進計画5(1)エ 休日等の指導者の確保に、「TEPROサポートバンクへの登録を促し、指導者の配置を支援」「専門性を有する学生の指導者の確保に向けて、大学に働きかけ」とありますが、狛江市としては受け皿の拡充に向けて学生まで拡げるのかといった議論は今後でしょうか。

【事務局】

 指導者の確保については様々な課題があると思いますし、先ほどの議論でもありましたけれども、指導の一貫性といったところでは、どなたに技術指導員になっていただくかということについても課題が出てくるかと思いますので、それを探す一つの手段としてはここに書かれていることも候補として挙がってくるかと思いますけれども、やはり狛江の子どもたちの実態等も踏まえた上で決定をしていかなければならないと思いますので、判断する材料の一つと考えていければと思っているところです。

3 その他

【事務局】

 国の実証事業につきましては、採択後、速やかに予算措置や委託事業者の選定などの事務手続を進めたいと思います。次回は部活動ガイドラインの改定(案)の検討、部活動地域連携計画(R5年~7年)(案)の検討、実証事業の委託予定事業者からのプレゼンテーション等を予定しています。また、実証事業の具体的内容等も報告したいと思います。開催は令和5年6月28日(水)を予定しています。

【委員長】

 それでは、本日は以上をもって閉会とします。ありがとうございました。