第5回 狛江市魅力ある学校づくり推進連絡協議会(令和8年度) 会議録
1 日時
令和8年8月28日(金曜日) 午後3時30分~5時30分
2 会場
防災センター302・303会議室
3 出席者
- 【会長】鷲見 真太郎(和泉小学校校長)
- 【副会長】河原 健太郎(狛江第一中学校主幹教諭)
- 【委員】 淋 慎一郎(狛江第三小学校校長)、岸田 和之(狛江第一中学校校長)、上原 孝枝(狛江第四中学校副校長)、萩原 直樹(狛江第三小学校主幹教諭)、小山 博史(狛江第三中学校主幹教諭)、原 雄介(狛江第五小学校主任教諭)、物部 伸也(狛江市青少年第二育成委員会委員長)、繁平 光伯(三中ゾーン学校運営協議会委員)、千葉 桂樹(四中ゾーン学校運営協議会会長)
- 【オブザーバー】 住友 和子(統括コーディネーター)
4 欠席
谷田部 一友(元狛江第一小学校PTA会長)
5 事務局
- 鈴庄 美苗(教育部 教育政策監)
- 森 旦憲(学校教育課長補佐 兼 教育政策係長)
- 掛川 智史(学校教育課 教育政策係主査)
- 亀澤 信一(学校教育課 教育政策係 地域学校連携支援専門員)
6 傍聴
なし
7 議題
- 児童運営委員会・生徒会ヒアリングの結果について(8月末時点)
- コミュニティ・スクールでの協議結果について
- 狛江市魅力ある学校づくりの推進に関する論点整理(案)について
8 資料
9 議事
(会長)
定刻となったので「第5回狛江市魅力ある学校づくり推進連絡協議会」を開催する。
議題1 児童運営委員会・生徒会ヒアリングの結果について(8月末時点)
(会長)
議題(1)「児童運営委員会・生徒会ヒアリングの結果について(8月末時点)」について、資料1に基づき事務局より説明をお願いする。
<資料1に基づき、事務局より説明>
(会長)
説明内容について、何かご質問やご意見があるか。
(委員)
学校の変わってほしいこと、またそのためのアイデアをたくさん出してほしいという前提でヒアリングをされたという認識で合っているか。
(事務局)
仰るとおり。振り返りとして、改めて学校の変わらないでほしいという点も聞いているが、ヒアリングとしては変わってほしい部分はどこかという点を念頭に行っている。
(委員)
我々としては、今回の子どもたちへのヒアリング内容を受けた上で、今後の方向性の議論をまとめていく必要がある。
(会長)
ヒアリング内容を見る限り、先生たちの目を気にするといったことや誰かの意見に引きずられているといったことはなく、子どもたち自身の率直な声を引き出せているのではないかと思う。
(委員)
子どもたちが普段から率直に感じていることが出ているように思う。一方で、教員としては、どこまで受け止めてあげたら良いものだろうかとも考える。自由に過ごす時間が欲しいという意見について、この発言の背景が気になった。
(委員)
先日、特別支援教育の悉皆研修を受けて、インクルージョン教育の専門家から、社会が多数派によるものになっているとのお話があった。学校もまさにそのような状況にあり、児童運営委員会のメンバーの顔を思い浮かべた際、いわゆるスクールカーストの上位の方にいる子どもたちの意見になっていないだろうかと感じた。
自分自身のクラスでは、例えば「新しい友だちと仲良くなるのにすごい時間がかかるし、ものすごいプレッシャーだから、クラス替えをしたくない」と言っている子どもが多くいる。ところが、ヒアリング結果を見ていると、「もっとクラス替えしたい」、「1カ月に一回クラス替えをしたい」という意見が多く、自分が日頃メインに接している児童たちの意見とのギャップのようなものも感じている。
そのため、別の機会に、そうではない子どもたちの声も聞く必要もあるのではないだろうかと思った。
(会長)
児童運営委員会の構成自体も、それぞれの学校によっていろいろと異なるのではないかと思う。必ずしも一律的に成績の良い子どもたちや、いわゆる上位層の子どもたちの集まりにはなっている訳ではないと感じる。もちろん、だからこそより幅広い意見を拾っていく必要がある。
議題2 コミュニティ・スクールでの協議結果について
(会長)
それでは、続いて議題(2)「コミュニティ・スクールでの協議結果について」、各ゾーンから発表をいただきたいと思う。一中ゾーンから順番に、5分程度で発表をお願いする。
(一中ゾーン)
令和7年度に取りまとめた、児童生徒が未来に引き継ぎたい各学校の良さと、コミュニティ・スクール委員の意見について、今回の論点整理を踏まえて、委員から意見を頂戴した。
コミュニティ・スクールの会議をタイミング良く開催することができなかったため、意図及び内容を委員に伝えた上で、オンラインフォームを通じて意見を募った。委員から頂いた意見としては、大きく2点になる。
1点目が、論点整理の4-2として、コロナ禍の影響と情報化社会における子どもの主体を見つけることの難しさについての意見となる。
コロナ禍や情報化社会では、子どもたちが他者との関わりや直接的な体験を通して社会やコミュニケーションの能力を育む機会が減少している。遊びを中心とした環境の中で、多様な子どもたち同士が関わり、自ら考え挑戦し、失敗や成功を体験できる場が大切で、このような直接的・体験的な活動を通して子どもたちが他者と協力する力、またやってみたいという意欲を育める場として、そういった役割や場所を作っていくことが大事ではないかと意見が出された。
家庭や学校、地域がそれぞれの役割を果たしながら連携し、子どもたちが遊びや交流を通して社会性や主体性を育むことのできる環境を地域全体で保障していくことが重要である。
例えば、児童館等が子どもの居場所となって、人と人を繋ぐ地域の拠点として、その機能をより一層発揮することが大事ではないかという意見が出た。
2点目は、論点整理の4-3、子どもの特性の多様さと抱えるリスクに関しての意見となる。集団での活動が苦手な子どもや、学校や家庭以外への場所を求める子ども、人との関わりに不安を抱える子どもが多いと感じている。
学校だけでの子どもの多様なニーズに対応することは難しくなっている。学校だけではなく、地域資源を活用して、子ども一人一人の特性に応じた切れ目のない支援体制を構築していくことが重要ではないかという意見が出された。
現状、協議結果ではなく協議経過のような内容となるが、委員から頂いた意見をもとに、今後一中ゾーンとして今できることや、今後引き継いでいくことを明確にしながら、引き続き共有をしていきたいと考えている。
(二中ゾーン)
二中ゾーンでは、次回開催するコミュニティ・スクールの会議で、実際に各委員からの意見を伺う。そのため、本日は発表できることはなく、本日の会議内容等を踏まえて、二中ゾーンとして、これから何ができるかという点を考えていきたい。
(三中ゾーン)
三中ゾーンのコミュニティ・スクールの会議の中では、和泉小・三中の校長先生から、9年間を通して小・中学校が一体となって児童生徒を育てていきたいという点と、学校主体で地域の意見を取り入れながら連携することが何よりも大切という議論からスタートした。
和泉小学校長から、三中ゾーンの中でどんなものを残していきたいのかという問いかけに対して、「学力や不登校等の問題も抱えているが、地域からは原点に戻って、笑顔が絶えない学校・笑顔を大切にする学校であってほしい」という意見があった。
また、「多くの子どもは気軽に話せる先生がいるが、誰とも話せない子どもも少数存在している現状もあり、そのような問題を抱えている子どもたちの言葉をどう拾っていくか今後力を入れていきたい」、「部活動の地域展開が進む中、三中のサッカー部等、単独の学校だけでは人数的にチームを作れない場合の合同部活動や、地域への展開をより進めていく必要があるのではないか」、「地域展開をする場合においても、例えば経済的に厳しい家庭が子どもを地域クラブに通わせることができなかった場合の補助や指導者への報酬等の財源の問題を考えていく必要があるのではないか」といった意見も出された。
(四中ゾーン)
四中ゾーンの第1回学校運営協議会では、前回の魅力ある学校づくり推進連絡協議会の内容報告だけで終わってしまったが、その中で四中ゾーンは子どもたちが比較的、民主的で活発な取り組みを進めているという意見があった。
四中では早速認定NPO法人カタリバ(ルールメイキング事業)の力を借り、子どもたちに対話と議論の違い等の指導を含めて、各行事の計画や運営に働きかけていく予定である。
9月に学校運営協議会があるため、また本日の会議内容を伝えつつ、さらに地域や学校でどういったことに取り組んでいったら良いかを話し合っていきたいと考えている。
(会長)
ここまでの発表内容について、何か質問や意見等はあるか。
(委員)
四中ゾーンの補足だが、四中ゾーンでは、小中一貫して切れ目ない学びや交流を意識している。五小の夏祭りに、四中生徒がお手伝いするという取り組みを行っている。ゾーンとしては委員だけではなく、子どもも教職員も含めて、様々な立場の人の意見を取り入れていきたいと考えており、コミュニケーションを取りながら児童の意見を吸い上げる予定をしている。色々な意見を集めながら、課題を見つけていくことが必要だと思う。
今回の議題1で提示のあった児童運営委員会や生徒会の意見の中には現実的ではないものもあるが、一方で鋭い視点のものもある。一つでも二つでも実際に取り入れられたら、より魅力ある学校づくりに繋がっていくのではないかと感じている。
(会長)
コミュニティ・スクールの委員に限らず、より幅広い意見を集める必要があると思う。三中ゾーンでは、コミュニティ・スクールの委員を多様化させるという点で、より子どもたちに近い若者世代にも参加してもらうことも検討している。
また、和泉小では、例年、肝試しの行事を行っている。こちらで意図していたことではないが、今までは大人たちが子どもたちをおどかす役で楽しませていたが、2~3年前からは三中の生徒が自主的に申し出て、15人ぐらいがおどかし役をする流れができてきた。卒業生が「小学生のため」にという意識とは別に、「地域のため」にという意識の醸成にも繋がっていくと良いと思っている。
そこで、中学校を卒業した子どもたちが学校運営協議会にも来て意見が言えるような地域への開き方というのも大事だと思う。それぞれのゾーンごとで色々な工夫や取り組みをされているが、そういう情報をぜひ共有していただき、各ゾーンの良いところをお互いに取り入れられたらと思う。
(委員)
先生と委員が、普段からざっくばらんな雑談のような話をすることで、現状の雰囲気や温度感を理解することができ、出てきた資料や数字データの見方が変わったり、背景も見えてくる。
子どもたちが取り入れたい・やりたいということに対して、先生が捉えているもの、地域が捉えているもの、実際の子どもたちが捉えているものが違うということではないか。子どもは、学校の顔と家庭の顔があると言われているが、その違いを理解していくだけでも色々なアイデアが出てくるのではないかと思う。
議題3 狛江市魅力ある学校づくりの推進に関する論点整理(案)について
(会長)
それでは、議題(3)「狛江市魅力ある学校づくりの推進に関する論点整理(案)について」、資料3に基づき事務局より説明をお願いする。
なお、事務局からの説明後、ゾーンミックスの協議を行う。ゾーンミックスの協議では、先ほど報告いただいた各ゾーンでの協議結果にも触れながら、各学校・ゾーンでの論点整理を待たずとも取り組むべきこととは別に、「オール狛江で論点として盛り込むべきこと」を協議いただきたい。
<資料2に基づき、事務局より説明>
(会長)
協議に入る前に、全体で確認しておきたいことや質問等はあるか。
(委員)
本資料は、公表していくものなのか。また、今回第5章が新たに追加されたが、今後増える予定はあるのか。
(事務局)
会議資料は教育委員会ホームページで公表している。
章の追加について、今後の議論次第ではあるが、現時点で基本的に大きく増やす必要はないかと考えている。
(委員)
この論点整理が正式なものとして出来上がり次第、記載されている内容は確定したものと整理されて、今後の方向性として進んでいくことになるのか。
(事務局)
議論の進展次第ではあるが、第5章の中でプランを示している部分はあるが、基本的には令和8年度中はあくまでもこういった考え方があるという視点として策定するものとなる。
その上で第5章のうち、「全ての狛江市立学校で実現すべき基礎部分」については、第6章でも記載しているが、令和16年度まで待つ必要もなく、早急に着手すべき課題であり、ほとんどが今の教育課程やコミュニティ・スクール、学校運営等の中でも実現できることだと考えている。
(会長)
他にご意見等がなければ、ここからの進行は事務局にお願いする。
(事務局)
それでは各グループに分かれて、オール狛江の論点として新たに盛り込むべきこと、論点整理(案)の中で修正すべきことについて協議をお願いする。
<グループ協議・各グループから協議内容の発表>
(Dグループ)
オール狛江のさらなる活性化にあたっては、学校をより開いていくことが重要ではないか。私立学校への進学を選択する子どもたちも多いが、私立学校では早い時期に学校公開や説明会を行っている。一方で、公立学校ではそういった機会が少なく、そもそも知らないということが起きているのではないか。うわさ話を基にしてしまい、適切な判断ができていない可能性がある。まずは学校を知ってもらうことが有効となるからこそ、学校をもっと開く必要があると思う。
狛江市には地域のイベントや選挙の投票、プールの開放等、日常的に学校を知る機会はあるが、より地域に開きながら、地域の人たちと繋がることで、子どもたちの成長や狛江をもっと好きになるきっかけになっていくのではないか。
そのためには地域のマンパワーが必要で、町会・自治会や避難所運営協議会、polyfit等の効果的な活用を図っていくことが大事である。
(Cグループ)
この論点整理の中に、インクルーシブというような言葉があっても良いのではないか、というところから議論が始まった。
子どもの声を聞いただけで終わってしまっては意味がなく、聞いて受け止めるだけの余白が必要ではないか。次期学習指導要領では裁量の時間があるはずなのに、子どもの声を実現するためではなく、教師がしたいことを中心に据えてしまい、子どもが求めるものとズレが生じる可能性がある。子どもの声や保護者の声、地域の声をどのように学校の中に入れて、生かしていくのかを考えたときに、やはり学校運営協議会の存在が非常に大きいのではないか。学校運営協議会で話し合うためには時間が必要である一方で、「なるべく時間を短縮して、効率的に進めていこう」という働き方改革の考え方が中心になっているという現状もあり、ジレンマを感じるところもある。
学校運営協議会を中心にする中で、参加する人たちの資質や当事者意識を高めていくことが併せて必要となるが、現役保護者や地域の人たちに対して、充て職のように参加をお願いするのは好ましくはない。特に保護者は自分の子どもだけではなく、地域の人間として学校全体をどうしていくかという視点と当事者意識を持つ必要があるのではないかと考えている。
(Bグループ)
論点整理(案)は細かくまとめられており、良い内容になっていると思うが、統合して大規模校にするのはあまり良いことではないと思った。コンパクトシティならではの特色として、子ども・保護者・教員の関係性が密になっている狛江市の良さを、より生かしていった方が良いのではないか。現在、小規模だからこそ、先生が一人一人の子どもの顔と名前が分かっており、子どもも声をかけてもらえることで学校に行きたくなる。
他方で、小中一貫という考え方は良いと思う。思い切った発想で言えば、ゾーンごとに小中一貫校を4校に市内に設置して、それぞれの学校で特色ある活動を展開できれば良いのではないか。先生と子どもたちが密になって学べる環境をつくり、コンパクトな狛江市の特徴を生かし、希望があれば違う学校に移ることができるぐらいの許容範囲もあれば、子どもたちにとってもメリットになるのではないか。コンパクトシティであることを生かした全校小中一貫として、狛江市をある種の実験都市のような形で教育の街として推進すれば、先進的な取組に対する補助金等の活用も視野に入れられると思う。
学校にいる子どもたち全員を、先生が一人一人名前で呼ぶことができる環境は素晴らしいと思う。大規模校になったら、それは絶対にできない。論点整理が、今までの皆さんの議論や提案等を踏まえた良い内容でまとまってきているのに、大規模校にしてしまったら何も生かされないことになってしまう。
(Aグループ)
現在の保護者の多忙化や孤立化の話を中心に議論を行った。10~20年ぐらいで、社会も大きく変わっていく中で、教員と保護者の関係性の変化とともに、地域と教員の関係性も薄くなりつつある。教員同士でも関係性が薄くなり、各ゾーンの中でも年に数回顔を合わせるだけということもあり、本音で語り合うことが難しくなっている。
三鷹市では、ゾーンのコミュニティ・スクール主催の座談会を行い、地域がファシリテーターとなり働きやすい学校づくりを話しており、教員同士で話し合う機会が増えている。
学校運営協議会は、選ばれた方が集まる場という側面もあるので、草の根で話せる機会が増え、より地域と学校との交流の機会が増えれば良いと思う。
得点競技を無くした運動会に対して、アンケートを取ると保護者からのネガティブな意見も多い。小学生は行事を利用して可能性を拡げられるはずだが、教員の中でも意見が分かれる部分がある。ただ、地域の人にはそういった教員の葛藤はなかなか伝わらない。
「学校を開く」、「学校を運営する人を取り込んでいこう」という意見もあったが、学校という居場所について、行政ではなく、地域が主体となって管理する場になっていくのが望ましいのではないだろうか。
(事務局)
全体の発表を踏まえて、ご意見やご質問等はあるか。
(委員)
コミュニティ・スクールとしての位置付けや意味合いについて、市として改めて明確に伝える時期でもあると思う。他の地域によっては、学校運営協議会は教員人事に対しても意見が言えるところもある。地域も一緒に学校づくりをしていきたいという意見が重なっており、こういった意見をたくさん集められるコミュニティ・スクールであると良いのではないか。
(事務局)
コミュニティ・スクールの研修会を昨年度実施したが、多くの委員にとっては衝撃的な内容だったようである。今年度は少しトーンを下げた内容で研修会を実施した。今後の方向性として「スクール・コミュニティ」を目指していくのが望ましいのだろうと感じた。
(委員)
学校運営協議会の仕組みについて、狛江市は場当たり的に作っているように感じている。「とりあえず設置しよう」と言われ、委員たちは悩みながらやっているが、学校運営協議会のメンバー決めを誰がしているのかさえ分からない。どこに人事権があって、誰が管理しているのかと思うほど、組織としては成り立っていないように感じる。
また、平日日中に無報酬でやらせるのかという問題もあり、多くの委員が抱えている課題だと思う。ボランティアの搾取を公然と行っているのはどうなのか。「予算がない」というのは言い訳にならない。暇な人しか入らなくなってしまうのではないか。
(委員)
教員のコミュニティ・スクールの公募枠が無くなったことにより、狛江を良くしたいという思いを持つ教員が、人事異動で他の地域に流れてしまう。
(委員)
学校運営協議会については、学校をきちんと知っている人にメンバーとして入ってほしいという思いがある。コロナ禍以降、会議が学校の報告を聞くだけで終わる等、学校に対して距離を感じることが多い。地域と学校の間に隙間があるという思いがある。
(委員)
「休み時間を減らして、放課後に教員のための時間を捻出したい」という声が、学校評価の場で毎年のように出てくる。「他の地域では、休み時間や中休みを無くしている学校もある」という声が教員から出ると、「そうしよう」という賛同する声も出てくるが、それは実は子どもたちの声とは相反している。教員には本当に余裕がないし、授業の準備も十分にできていないのが現実である。
そのような現状の中で、教員たちもこの休み時間の議論では意見が割れるが、教員の間で割れた意見もきちんと話し合うことができない。そもそも話し合える時間が無いというのが本音である。
(委員)
先ほどのグループ協議で、「話し合いが大事」という議論になったが、確かになかなか話し合えていなかったことを自分自身も反省している。意見が割れるとき、どちらが良いかを教員が定めるのではなく、地域に聞いてみることも重要だと思う。そうすることで決める基準が定まってくるのではないだろうか。
(委員)
教員はやはり異動がある。管理職に関しても3~4年を目処に異動してしまい、結構な頻度で学校の方針が大きく変わることがある。その良さもあるとは思うが、地域が運営をしていくのであれば、地域の人は基本的に変わらないため、学校の芯の部分は変わらなくなる。これはとても重要で、そのためにも学校運営協議会が鍵になってくるのだと思う。
(委員)
教員の働き方改革を進める中で、学校に長く関われる人は誰なのかということを考えると、地域が果たす役割は大きい。
(委員)
市外の話だが、地域の意向に沿わない教員が次々に異動してしまう、という地域もあると聞いたことがある。地域と学校は対等な関係性だと思うので、バランスが大事になってくる。
(会長)
公立学校として、地域の意向に反してまで何かをする必要は無い。学校は、通っている地域の子どもたちのものだと思う。
(委員)
先ほどお話のあった、得点競技の無い運動会の話をもう少し詳しく聞きたい。
(委員)
得点協議の無い運動会については、学校を知っている役員の保護者は、概ね肯定的な意見である。ただ、関わり合いが薄い他の保護者からは、自身の子ども時代に経験した内容を子どもたちにも経験させたいという思いがあるようで、「もっとこうした方が良い」という強い意見が出てくる。アンケート結果を見ながら、悲しい思いをする。
(委員)
校長先生の意見を否定しにくいというのはある。「学習指導要領に載っていないものをやる必要はない」と言われたら、地域としてNOとは言いにくい。しかし、そういった発言が校長先生から繰り返されれば、その校長先生は地域から見放されていくことになると思う。
(委員)
地域で講座を開催した際、子どもたちにアンケートを取ったところ、「もっとスポーツをやりたい」という意見があった。まだきちんとした分析はできていないが、人と競い合うことや学校で競い合うことに欲求不満があるのでは、と捉えている。
(会長)
闊達な議論をいただき、感謝申し上げる。伝え足りない意見等があれば、9月4日 (金曜日)までに事務局宛てにメールもしくは電話でお伝えいただきたい。
最後に事務局より連絡事項をお願いする。
(事務局)
競争心の話があったが、子どもたちへのヒアリングの中で「順位のつくマラソン大会に戻してほしい」といった意見も出ていた。
また、今回議論に上がっていたコミュニティ・スクールについて、令和4年度に導入して以来、上手くいっているところとそうではないところが課題として見えつつある。今後も、この魅力ある学校づくり推進連絡協議会はコミュニティ・スクールもセットにしながら、議論を進めていくということがとても重要だと改めて認識した。
次回の会議日程については、後日改めて事務局の方から連絡をさせていただく。
次回会議までのコミュニティ・スクールもしくは分科会において、論点整理(案)に照らしながらゾーンとして短期的に取り組むべきこと、ゾーンの現在の取組状況を踏まえて論点整理に盛り込むべきことについて協議いただきたいと思う。次回はその発表時間を取る予定である。
(会長)
それでは、以上をもって「第5回 狛江市魅力ある学校づくり推進連絡協議会」を閉会する。
