平成30年度第6回狛江市立公民館運営審議会会議録

                          

                          

1 日 時   平成30年11月19日(月曜日)午後7時~午後9時02分

 

2 場 所   中央公民館 第一会議室

 

3 出席者   斎藤謙一委員長、馬場信義副委員長、長谷川まゆみ委員、日向正文委員、深井秀造委員、谷田部馨委員

        事務局(安江真人公民館長、刈田美江子副主幹(兼)事業係長)

 

4 欠席者   伊地知俊二委員、髙尾戸美委員、飯田陽子委員、冨永美奈子委員

 

5 傍聴者   0名

 

6 議 題

1 開会

(1)前回会議録の確認

2 報告事項

(1)東京都公民館研究大会について

(2)東京都公民館連絡協議会委員部会報告

(3)施設予約システム更新に係る利用者意見交換会結果報告

3 審議事項

(1)諮問事項に対する意見交換・答申書案について

4 その他

 

7 配布資料

前回会議録

資料1 第55回東京都公民館研究大会開催要項

資料2 答申書(案)

資料3 保育室のあり方について 各委員意見・まとめ

 

8 会議の結果

1 開会

(1) 前回議事録の確認

―全員承認―

 

2 報告事項

(1)東京都公民館研究大会について

―資料1に基づき事務局より報告を行った―

(2)東京都公民館連絡協議会委員部会報告

―副委員長より報告を行った―

(3)施設予約システム更新に係る利用者意見交換会結果報告

―事務局より報告を行った―

 

3 審議事項

(1)諮問事項に対する意見交換・答申書案について

 委員長) これまでの議論を基に答申案(資料1)をまとめた。本日はこの答申案に沿って議論を進めたい。

 副委員長) 「1 はじめに」と「2 審議の経過」については案のとおりでよい。

 委 員) 保育士からのヒアリングについては参考資料としては残っていないのか。

 事務局) 「2 審議過程」のなかの参考資料「公民館保育室見学について」に含まれている。

―全員了承―

 委員長)では、「3 公民館における学びの定義について」はいかがか。

―全員了承―

 委員長) 「4 保育室の必要性について」に進みたい。

 委 員) 第2段落で、「核家族化が進み、家庭での子どもの養育が現状では親のみという状況の中では、親たちには「集い学ぶ」機会がほとんどないと推察される。」という文章は繋がりが悪いので、前段の「状況の中では」を「状況の中で」としたい。

 それに加え、世代を超えた関係や隣近所や地域との結びつきがほとんどないということも追加するとよいのではないか。たとえば、「~機会がほとんどない。また、世代を超えた関係や地域との結びつきもほとんどないと推察される」としたらいかがか。学びの定義で、個人が学び、地域に繋がるということに触れているので、その両方がないということをこの部分で書くとよい。

―全員了承―

 委 員) 「繋がる場所を提供し、子どもは保育室で保育士など家族以外の他者との交流によって、思いやりや情緒を育むことができる」とあるが、「保育士など」の前に「子ども同士や」という文言を追加したい。併せて、表題について、「保育室の必要性」ではなく「保育室の意義・必要性」としてはいかがか。

―全員了承―

 委員長) では次に「5 保育室の問題点と改善点、運営方式について」に進む。

 副委員長) 「現行法規を準拠し」を「現行法規に準拠し」とし、また、「運営方式が検討できる」を「運営方式を検討できる」としてはいかがか。さらに、第2段落の「努めること」を「努めるべきである」とし、また、「選択肢が検討できる」を「選択肢の検討が必要である」と訂正したい。

―全員了承―

 委 員) 「市民センター改修が実現した場合は」を「市民センター改修においては」としたい。

 委員長) 「関係各所と協議し」という文言を「市民センター改修においては、」の後に移すのはいかがか。

 委 員) 運営方式について述べている箇所だが、今の設備が老朽化しているから、指定管理や委託でできないという意味で、「直営で運営せざるをえない」と書いていると思うが、この表現であると、直営がよくないという印象を与えかねない。それゆえ、この一文は削除し、次の文を、「市民センター改修が実現し、保育室の環境が整備・改善された場合には「保育事業は学習である」という保育室の運営理念に基づいた直営・委託・指定管理等の選択肢の検討が必要であると考える」としてはいかがか。

―全員了承―

 委員長) 「6 保育の対象年齢について」の検討に移りたい。

 委 員) 法的にはこのとおりかもしれないが、一般の人にはわかりにくいと思われる。説明をつけるか、または、学童保育等との棲み分けをすればよいのではないか。つまり、就学児は受け皿があるが、未就学児には受け皿がないということを表現しなくてよいか。

 委員長) このとおりで問題ないと思われる。

―全員了承―

 委 員) 本項では「審議会」とあるが、前項では「本委員会」とある。どちらかに統一すべきではないか。

 事務局) 公民館運営審議会であるので、「審議会」に統一していただきたい。

 委員長) 「本審議会」という表記でよいか。

 事務局) 表記については文書担当に確認する。

 委員長) 「7 保育室利用対象者について」はどうか。

 副委員長) 表題は「7 保育室利用対象者に関して」としたい。また、第2段落の「そうした公共施設を利用する市民にとっても」の「も」を削除したい。

―全員了承―

 委 員) 第一段落について、「~学んでいくという理念を基に運営されている。そのこと自体を否定するものではないが」という文は、繋がりが不自然である。これまでの記述のなかで、その理念は肯定的に捉えているのであるから、「否定する」ということは書く必要はないと思う。

 事務局) 「そのこと自体を否定するものではないが」を「一方で」と書き換えてはいかがか。

 委 員) ただ、その後に続く文章も「利用状況、利用率などの視点から捉えると、そうした運用により保育室利用者の幅を狭め、保育室の認知度や稼働率が低いのも事実である」とあり、保育室の理念に基づいた「そうした運用」を否定的に捉えている。そうではなく、現状の使い方は良いが、その使い方だけでは稼働率が低く、他に使いたい人のニーズに応えられていないのではないか、というのが諮問の趣旨である。要するに、今の運用が原因で稼働率が低いのではなく、それだけでは足りないということだと思うので、「そうした運用により」を削除し、肯定的に捉えるべきである。「幅を狭め」を「幅を拡げ」に言い換え、「施設の稼働率を上げる方策を検討すべきである」とするのがよいのではないか。そういうふうに前向きに、拡がる方向に書きたい。今やっていることを否定して進むのではなく、今やっていることをさらに拡げるという趣旨がよいと思う。そうすると、「一方で」としないで、「そのことを確認した上で、さらに、利用の幅を拡げ云々」というふうにしてはいかがか。

 以上をまとめると、「現在、公民館で実施している保育は、子ども達が1年間を通じて人的質的に同じ環境の中で人間関係を深め、学んでいくという理念を基に運営されている。そのことを確認した上で、さらに保育室利用者の幅を拡げ、施設の稼働率を上げる方策として次のことを検討すべきである。」となる。

―全員了承―

 委員長) 次に「8 施設使用料と保育利用料について」を検討する。(2)にある「公民館利用団体」は「公民館利用者団体」に訂正する。

 委 員) (1)、(2)は現行の使用方法で、(3)を今回付け加えている。(1)はよいが、(2)を実際にやっている団体は保育室運営会議に参加しているか。

 事務局) 参加していない。保育室運営会議は学習グループ保育事業に関わっている者が参加している。

 委員長) もし(3)が行われるようになったら、(3)と(2)が同じ扱いになってしまうのかどうかが問題となる。

 委 員)(1)の中に二通りあって、これは講座を受ける方が子どもを預けるための保育室が用意されているという女性セミナー、もう一つが、年度始めに申し込みをして定期的に活動する団体の子どもを預かる学習グループ保育のことでよろしいか。

 事務局) そうである。

 委 員) ここでの書き方では(2)、(3)は料金が発生する可能性があるということになっていると思うが、この利用料は部屋の利用料を意味するのか。というのも、(2)の場合、団体が保育者を用意するため、保育料はかからないのであるから、必然的に利用料は保育室の部屋代を指すと思われるからである。それとも、(2)という方法で保育料を設定することになるのか。

 事務局) 市庁舎の利用者の子どもを預かるとなった場合、保育士を用意するのは公民館で、公民館で用意した保育士に、(2)に該当する利用者は子どもを預けるわけだから、団体自らで保育をするということがなくなる、というのがこれまでの議論である。

 委員長) 現状団体Aと団体Bでともに子どもを連れてきた場合、団体Aが保育室を使っている場合は、団体Bは利用できない。だが、ここで言われていることを実行する場合は、公民館が用意した保育士がいることになるから、団体AもBも同時に保育室を使うことができるようになる。

 委 員) そうなると、答申では、今後のあり方として、(2)のような別の部屋で活動している間、子どもの世話をするために保育室も借りるという方法がなくなるということか。

 事務局) 保育室に保育士が常駐することになるのだから、団体は保育室を併せて借りる必要はなくなる。

 委 員) この答申を読んでそれが読み取れるだろうか。

 副委員長) 読み取れないのではないか。

 事務局) これについては、これまで何度か議論されている。例えば、曜日ごとに分けるといった方法など議論されてきたが、答申にはそこまでの細かい設定は含める必要はないということが議事録に残っているので、この程度の表現にしていると思われる。

 委員長) 7の保育室の利用対象者というところと関係してくる。たとえば、市役所などの定期的には来ない利用者は、一時保育をやっているときにしか利用できないし、一方で、公民館利用者は自主保育のための保育室を予約できない日も出てきてしまう。

 事務局) それゆえ、最後の「各使用方法の時間帯等も含め、検討を要する事項と結論づける」という言葉でその点が表現されている。

 委 員) 細かい部分については、案のように表現する程度でよいのではないか。

 委 員) ただ、現状とどう変化するのかというのはこれを読んでも分かりづらいのは確かである。

 委員長) 「9 公民館事業について」に進む。

 委 員)「学び返し」という言葉が気になった。近年、生涯学習関連でよく見かける言葉は「学びほぐし」かと思われる。

 委員長) 社会教育では「学び返し」という言葉が使われている。

 事務局) 他市の公民館でも使用されている言葉である。

 委 員) 同じ意味か。

 委員長) 学び返しは単純に学んだことを次の世代に継承していくということである。

 副委員長) ここでの記述は、公民館事業一般では正しいと思うが、保育室の利用率の拡大という視点では書けていないのではないか。公民館事業一般をこのように拡大すれば、保育室の利用も増えると言いたいのか。

 委員長) イクメン、イクジイを対象にした事業も触れている。

 副委員長) だからと言って、保育室を使えるかどうかは疑問である。そういう利用率を拡大するプロジェクトの推進が必要だということは一言入れたい。

 委 員) では、最後に「公民館がどのように活用されるかについて云々」という箇所を、「公民館とその保育室」としたらどうか。公民館だけであると、保育室に関係なく事業一般のことに見えてしまう。

―全員了承―

 事務局) 次回は、本日の議論を答申案に反映させたものについて検討していただきたい。

 委員長) では他になければ、本日の審議会は終了する。次回は平成31年1月28日(月曜日)午後7時から、中央公民館にて開催する。